公開初日が映画サービスデーだなんて朝イチの回で観に行くに決まってるでしょな映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」

朝の家事を済ませ、次の原稿用の素材チェックを半分ほど進めたら、自転車に乗ってTジョイ久留米へ。COVID-19感染拡大の影響で、昨年から公開が延期されていた映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(原題:No Time to Die)を観に行く。

ダニエル・クレイグさんにとって、ジェームズ・ボンドを演じるのが5作目にして最後の出演になるらしい今作。前作から引き続きボンドガールはレア・セドゥさんで、いろいろとエピソードも引き継がれているので、直前に前作『スペクター』を観といて良かった。

上映時間が昼飯時を挟んだ163分という長尺で、大画面の迫力もあってお腹いっぱい。ちょいと疲れちゃうくらい愉しめた。やー、劇場で観られるのって、ありがたいですねぇ。

行きは半袖シャツだと肌寒いと感じたけど、帰りは青天で気温が上昇したのか、汗だくになるほど。夏っぽさと秋の気配が混然としていて、1年の中で短い期間しかない、貴重な気持ちいい気候ですわね。

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今日から近場の馴染みの酒場が営業を再開しているけど、覗きに行くのは諸々と落ち着いてからにしようかな。

 

会話のキャッチボールについて

作業の合間にショルダーバッグの革の手入れをいつつ、原稿を1本分書き上げて担当さんに送信したら、久しぶりに小頭方面に散歩するついでに角打ちを覗いてみた。

飛沫を浴びたりなんだりを避けるため、カウンターの端っこで黙って飲んでいたら、僕の同世代か少し上くらいの男性客2人が、ある趣味について語り合っていた。

いや、語り合っていたというのは違う、お互い、自分が語りたいことを口にするだけで、相手の言葉を受けて会話を転がすということをしていない。いわゆる、相互一方通行の会話だ。

これって、以前の馴染みだった駅近くの角打ちや、一番街の立ち飲み屋でも経験したことがあって、筑後地方のお土地柄なのかと思っているのだけど、どうだろう。

もちろん、下北沢など東京近辺でも体験したことはあるけど、それはボケたっぽい老紳士間の会話で、ゲラゲラと盛り上がる同世代の間では希少っていうか、そんな人がいたら相手にされない。

まあ、そんなこんなでも、楽しそうにしていらっしゃるのだから、僕は黙って聞いているだけなのだけど、ふと、酒場で悪態をつく、なんてことをしなくなったと、我が身を振り返ったりもする。

だって、悪態ってのは、相手との信頼感と、いい塩梅の距離感があるうえで、吐露して良いもの。そんな甘えられる環境なんて、下北沢に置いてきたので、無理ってことなんでしょう。なーんて、自問自答してみる。

コロナ太りどころではない

この1年間、感染を避けるため外出を控えるとういう言い訳で、散歩やジョギングなど、有酸素運動を怠けてきた。

昨日、久しぶりに会った人に「肥えた?」と問われ、我に帰った。食生活は以前とあまり関係ない、それでも、この1年半で2.5kgほど体重増加したってことは、あきらかに運動不足だ。

はてさて、どうしますやら。タイミング悪く、中央公園のトラックは現在工事中で使えないし、宮の陣のプールはとっくに撤退している。

ズボンのベルトがきつくなる前に、なんとかしないといけない。

酒場が元の姿に戻ることはあるのでしょうか、そして映画「悪い種子」の改変エンディング

今月いっぱいで緊急事態宣言が解除されるんだそうな。かといって、それで全解禁というわけではなく、酒場には感染予防対策をしたうえでの、営業時間の短縮が段階的に行われるらしい。

行きつけの酒場はどうなるのだろう。下北沢の馴染みの店はどうなっているのだろう。酒を飲むことって、そんなに危険でしたっけ? と、思わないでもないけど、まあ、大勢の宴会みたいのは、今後もダメっぽいのかしら。

晩飯後、BSプレミアムで録画しといた1956年公開の映画「悪い種子」(原題:The Bad Seed)を観る。まだ、ハリウッド映画にヘイズ・コード があったため、原作とエンディングが違っているそうな。

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悪い種子(字幕版)

悪い種子(字幕版)

  • ナンシー・ケリー
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玉石混交な存在の引退

このままずっとこんな気候だったら良いのにってくらいの秋晴れ。半袖でいると、ちょいと肌寒いくらいが、僕には一番の快適だ。

朝方、TwitterのTLで白鵬の引退が流れる。とっくに引退してもおかしくなかった横綱だけど、1人でずっと踏ん張って、大相撲を支えてくれた横綱でもあるので、受け取り方は微妙。

再来月は2年ぶりに九州場所が開催されそうなので、2横綱の土俵入りと、対決を見たかったけど、それは贅沢、いや、無理な話になってしまった。

相手を失神させるようなエルボーや、張り手という名の掌底は、見るに絶えなかった。ようやく、勝つことの呪縛から解かれたことを喜んだ方が良いのかもしれない。

結局、前評判通りの千秋楽の結果と映画「007 スペクター」と、

洗濯して、ルンバの掃除を見守って、5%割引セールのスーパーに行って、原稿を1本分書き上げたら、大相撲秋場所の千秋楽をテレビ中継で観戦。

宮城野部屋の力士がCOVID-19感染で休場したため、照ノ富士が優勝の大本命で、後半、ヒザに疲れが溜まったのか、2連敗したけど、結局は他の力士を寄せ付けない強さで優勝。

次は九州場所で、2年ぶりの開催になりそうだけど、はてさて、白鵬は戻ってくるのか、2人の大関は少しは役割りを果たすのか、千秋楽を観戦するのは、いつも以上にギャンブルのような気がする。

晩飯後、Amazon Primeで映画「007 スペクター」(原題:Spectre)を観る。TVの外付けHDDに随分前にHDDで録画してたけど、今週の金曜日に次の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が公開されるので、取り急ぎノートPCを使って観ることに。

ダニエル・クレイグ版のボンドはこれで引退させてあげればいいのに、って思わないでもないけど、COVID-19感染だなんだで、公開が遅れていた新作をようやく観られるのは嬉しい。

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今回のロスはかなり重症になりそうだ

NHKの朝ドラ『おかえりモネ』が毎日の愉しみ。来週から最後の気仙沼編に入るので、残りの回数が見えてきて、愉しみだけど胸が痛くなる。この朝ドラロスの感覚は『ちゅらさん』が初めてで、『あまちゃん』もかなりダメージを引きずった。

今回の主演の清原果耶さんは『あさが来た』で知り、映画『3月のライオン』のひなた役で気になり始め、NHKの『透明なゆりかご』で繊細な演技力に惹かれ、その直後にNetflixで見た『宇宙を駆けるよだか』では、卑屈な役の演技に惹かれた。

そんなこんなで2015年くらいからのファンで、『おかえりモネ』で期待以上の演技力に圧倒されているわけですが、残すところ、あと1か月を切り、『おかえりモネ』という幸せな世界とお別れするのが辛い。

これって、面白い小説が残り10数頁になったときと同じで、早く先を読みたいけど、終わってほしくないというアンビバレンツ。朝ドラ史上最も美しいと思っているオープンニングが見られないとか、アン・サリーさんのハミングを聞けなくなるのも寂しいなぁ。