発注依頼のメールが来ない心配と皮肉なのにリアルに感じてしまう映画「ドント・ルック・アップ」

いつもなら次週の分の発注メールが金曜の夜に届くのだけど、明けて土曜日の昼過ぎても送られてこない。とりあえず、原稿を1本分書き上げ、担当さんに送信するついでに、「いかがでしょうか?」と問い合わせも添えてみた。

このまま遅れると、日曜日はともかく、月曜日も保留で作業ができなくなる。そうすると、水曜日に映画を観に行く計画が組めなくなるので、なんとかしてちょんまげ、というところ。

晩飯後、Netflixで映画「ドント・ルック・アップ」(原題:Don't Look Up)を観る。監督は「俺たちニュースキャスター」など「俺たち~」シリーズのバカ映画から始まって、「マネー・ショート」「ブックスマート」など、コメディの皮を被った社会派の作品を撮っている、アダム・マッケイさんなので信頼は置ける。

俳優陣が無駄に豪華なわりには、作風が薄口なのが気になったけど、アメリカという社会システムの疲弊具合が、そのままブラック・コメディとして映画化された感じ。笑い飛ばせそうなバカ映画のはずが笑えず、考え込んでしまうという罠が仕込まれている。あと、ジェニファー・ローレンスさんのキレ具合が良かった。

www.youtube.com

1月期のドラマが続々と始まっている

昨日、黒木華さん主演の「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」が始まって、ネットニュースサイトの編集部が舞台なんで、面白かったけど妙にむずかゆい感じで見ていた。

んで、今日はチェックしていたドラマもなく油断していたら、22時放送のNHKのドラマ10「しもべえ」が面白くて驚いた。ヒロインが同局の「だから私は推しました」の白石聖さん、その気になるクラスメートが「腐女子、うっかりゲイに告る。」の金子大地さん、そして主演が安田顕さんいう、曲者揃いのキャスティングで、それだけでもワクワクしてしまう。

続いて、24時12分放送の「シジュウカラ」は、主演の山口紗弥加さん以外は、ほとんど知らない俳優さんで(2話以降には池内博之さんとか酒井若菜さんが出るみたい)、絵面的には地味な40歳の女性の不倫ドラマだけど、一筋縄ではいかない期待を抱かせる。

2作品に共通するのは編集のテンポの良さ。もちろん、脚本と演者の良さもあるけど、ドラマのワクワク感って作品のリズム感だと思うんですよね。そう考えると、「しもべえ」の音楽を大友良英さんが担当されていて、それも相乗効果を与えているんだろうな。

 

七草を求めて歩き、香港映画「誰がための日々」を観る

関東では大雪だとTBSラジオで言っていたけど、久留米は雨上がりの曇天から青空が見える寒い一日。

作業は昼前に次の原稿のプレゼンメールを担当さんに送信。昼飯後、原稿を1本分書き上げて送信。

夕方の散歩は明日の七草粥に使う七草を求め、近場のスーパーをウロウロ。結果、分かったことは、お安さならマルキョウ、新鮮さならタミー、総合的にはザ・ビッグ。フードウェイは価格だけだったらタミーと一緒。あと、タミーだけが2種類置いていた。

帰宅すると、夕餉の支度まで時間があったので、Amazon Primeで2016年制作の香港映画「誰がための日々」(原題:一念無明、英語題:Mad World)を観る。

母を介護しているうちに鬱になり、悲しい結果を迎えた男と、彼を精神病院に迎えに行き、狭い共同住宅で住むことになった父のお話。悲しみと怒りと諦めと慈愛がごっちゃになって迫ってくる。

母役の女優さんの美しくも凄みのある演技が気になって調べてみたら。1991年の台湾映画「牯嶺街少年殺人事件」で、チャン・チェンさん演じる小四の母を演じたエイレン・ジンさんだった。

もちろん、息子役のショーン・ユーさんも、父役のエリック・ツァンも素晴らしい演技で、メインから脇の登場人物まで、それぞれの言動が胸に刺さった。

2016年制作ということは、2年前に雨傘運動が起きているわけで、これは僕の勝手な推測なのだけど、主人公たちは壊れゆく香港の隠喩だったのかもしれない。

www.youtube.com

 

冷えるなと思ったら今日は小寒でした

洗濯物をベランダに干しても薄曇りで、乾くような気がしない寒さ。風はないものの、今日は芯から冷える感じで、作業部屋のエアコンはつけっぱなし。部屋を締め切って、設定を19度から17度くらいで調整すると、室温は20度前後をキープ。ついでに、厚手の洗濯物は部屋干しにして、エアコンの送風口の近くにぶら下げた。

腰の調子は昨日よりかなり良くなっていて、ストレッチしていても違和感は薄い。ただ、原稿を1本分書き上げて担当さんに送信した後、六ツ門方面へ散歩に出たとき、後半、身体のバランスが崩れてきて、帰り道はヨロヨロと歩いた。

まだ、油断できない状態ということなのだろう。ストレッチを念入りにやるのはもちろんのこと、早歩きなどの運動は様子見しながら。お酒は、奥さまに付き合って偽缶ビールを半分と、薄めの焼酎お湯割りを2杯まで。20時までに済ませるよう、控えめにすること。

腰の違和感について

昨年末から腰の違和感が日々悪化するばかり。昨日、実家から戻ってきたあたりが1番ツラくて、立ったり座ったりするのにも、まるでぎっくり腰になったときみたいに、腰の座りを維持しながらじゃないと怖かった。

そんな様子を見かねて、昨日の夜は奥さまが鍼と灸とマッサージをやってくれたので、今朝は少し楽に起床することができた。

これで、長時間座って働くと再び悪化するので、今年の仕事初めする前に、腰から太ももの裏のあたりを意識して念入りにストレッチ。腰の右側が1番カチコチに張っていて、足の付根から膝の裏まで影響している感じが分かる。

あとは、作業の合間に立ち上がって腰を動かし、原稿用のプレゼンメールを2本分担当さんに送信したら、夕方の散歩に出て軽く運動もした。

おかげさまで、夕餉の支度をすることには、立ったまま靴下を履くことができるくらいになり、前屈したら手のひらが床にぴったり付けるまで戻った。

今後は油断せず、毎朝のストレッチ、休憩ごとのストレッチ、軽い運動を欠かせないことだな。もちろん、体重を減らすことも。なんせ、餅が美味しいもので。

苦しい戦いでも諦めない後輩たちに拍手をおくる

実家で箱根駅伝の復路をテレビ観戦しながら朝飯の支度。母が食べたことがないというので、明太子とチーズ入り磯辺焼き餅を作る。

僕が子供のことから醤油のみと砂糖醤油の、しょっぱいのと甘じょっぱいのは作っていたけど、そこからバリエーションが膨らんでいなかったみたい。これで、飽きないで餅を食べられるといいのだけど。

駅伝は8区に入ったところで実家を出て、西鉄に乗って久留米に戻る。電車の中ではラジオを聴き、勝負の行方を見守る、ならぬ、聴き守っていたら、往路9位と苦戦していた母校の東洋大が、少しずつ順位を上げていて、自宅に着く頃にはシード権は確実な位置についていた。

正直、今回はシード権を守れれば御の字なんて思っていたけど、後輩たちの意地はそんなものではなかった。ゴール直前では3位の駒沢大を抜くんじゃないかって勢いで、なんと往路2位で総合4位に浮上していた。

昨年の出雲駅伝全日本大学駅伝で連続区間賞を獲得し、スーパールーキーと期待されていた、石田選手が不調で使えないなど、苦しい戦局だったけど、それでも諦めずに1秒を削るべく走り続けた後輩たちに拍手を送りたい。

僕もサッポロビールを飲みながら応援していた甲斐がありました。

実家で母と過ごす新年2日目

朝飯は大晦日のすき焼きに使った春菊の残りを使い、すまし汁仕立ての雑煮。洗濯などをしながら、箱根駅伝の往路をテレビ観戦。母校の東洋大はなかなか上位に食い込むことが出来ずに苦戦していた。

3区に入ったところで切り上げ、奥さまと西鉄に乗って大牟田へ。新年の2日は実家で母と泊りがけで過ごすことにしていて、がめ煮や豚角煮、なますと、正月料理を持参して行く。

末弟の家族は昨日のうちに来ていて、奥さんと2人だけだったらしい。長女は岐阜で働いていて、キャンプ三昧らしいし、長男は友だちと出かけていて、未成年の次男はバイトにいそしんでいるそうな。

孫も10代後半になれば、友だちや交際相手といる時間を優先したいだろうし、もう、そういう時期になったということなのだろう。母としては「孫は来ない」とボヤくほど寂しいらしいけど、しょうがない。できることなら、松の内に顔くらいは見せてほしいものだけど。

そんな世間話をしつつ、奥さまとショッピングモールに買い物に出たり、夕餉の支度をしたり。早めに風呂に入り、3人でテレビを眺めながら、母が用意したハムやかまぼこと、僕がこしらえた料理をツマミに、美味しいお酒を愉しんだ。

物忘れが激しくなったとはいえ、まだ食欲はあるようなので、しばらくはこんな正月を3人で過ごせるとありがたい。