七草を求めて歩き、香港映画「誰がための日々」を観る

関東では大雪だとTBSラジオで言っていたけど、久留米は雨上がりの曇天から青空が見える寒い一日。

作業は昼前に次の原稿のプレゼンメールを担当さんに送信。昼飯後、原稿を1本分書き上げて送信。

夕方の散歩は明日の七草粥に使う七草を求め、近場のスーパーをウロウロ。結果、分かったことは、お安さならマルキョウ、新鮮さならタミー、総合的にはザ・ビッグ。フードウェイは価格だけだったらタミーと一緒。あと、タミーだけが2種類置いていた。

帰宅すると、夕餉の支度まで時間があったので、Amazon Primeで2016年制作の香港映画「誰がための日々」(原題:一念無明、英語題:Mad World)を観る。

母を介護しているうちに鬱になり、悲しい結果を迎えた男と、彼を精神病院に迎えに行き、狭い共同住宅で住むことになった父のお話。悲しみと怒りと諦めと慈愛がごっちゃになって迫ってくる。

母役の女優さんの美しくも凄みのある演技が気になって調べてみたら。1991年の台湾映画「牯嶺街少年殺人事件」で、チャン・チェンさん演じる小四の母を演じたエイレン・ジンさんだった。

もちろん、息子役のショーン・ユーさんも、父役のエリック・ツァンも素晴らしい演技で、メインから脇の登場人物まで、それぞれの言動が胸に刺さった。

2016年制作ということは、2年前に雨傘運動が起きているわけで、これは僕の勝手な推測なのだけど、主人公たちは壊れゆく香港の隠喩だったのかもしれない。

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