まだ親戚の所在が分かる頃に訪ねたかったな

早めに朝ご飯を済ませ(ビュッフェスタイルだったので、もちろん食べ過ぎ)、宿の車で勝本港へ送ってもらう。ここから無人島の辰の島への渡し船は9時からなので、その最初の船に乗る作戦だったわけです。
そのおかげで、後に続々と来る海水浴の人たちでゴッタ返す前の、穏やかで美しい遠浅のビーチを眺め、島の頂上まで軽い登山も愉しめた。登って行くと、手すりのない断崖や斜面があって、尻の穴あたりがモゾモゾするくらいスリリングだったり。白波が立つ東シナ海の濃い藍色、穏やかな内海のエメラルドグリーンを見下ろせて愉しかったなー。
滞在時間は約2時間。次に来る時は海水浴もしようと奥さまと誓い、渡し船で港へ。近くの朝市通りを冷やかし、酒屋で発泡酒ガリガリ君を買って日陰で休憩して、近場で昼飯を食べようかと思ったけど、コレはっていうお店がなかったので、ちょうどやって来た郷ノ浦行きの路線バスに飛び乗った。
30分以上、島を縦断するようにバスは走り、終点は港ではなく郷ノ浦の市街地。奥さまが「もう海鮮モノはじゅうぶん」と言うので、前もって調べておいた(こういうコトを言い出すのは今までの旅の経験で織り込み済みですからね)、洋食屋でハンバークセット。肉は壱岐牛で柔らかくて美味しかったけど、デミソースが甘ったるくて残念。僕が選んだハラペーニョ入りのデミソースでちょうど良かったみたい。
食後は巨大なイチモツが祀ってある神社に参り、古びた商店街を眺め、酒場で壱岐麦焼酎を購入しつつ、港へ歩いた。ジェットフォイルの出発時間まで約2時間。たっぷり時間があったので、ポケモンを捕獲したり、ビールを飲んだり、うたた寝したり。
久留米に着いたのは6時半頃。旅の荷物をひらき、洗濯しながら軽く蕎麦を食べて、福島から届いた山盛りの野菜に驚く。