酒場と酒客の様子を訊く

原稿を1本分書き上げたら、奥さまから頼まれた買い物のため、散歩ついでに六ツ門のサンドラックへ。ついでのついでに、2階の百円ショップでボディスポンジを購入。最近は需要が減ったのか、シンプルなタイプのボディスポンジを見かけることが少なくなり、あるはずのドラッグストアでは皆無。ここ数年、この店でしか手に入らないモノになっている。

んで、ついでのついでのついでに、小頭町の角打ちに足を伸ばす。客は僕一人。今日はお店のお姉さんの機嫌が良かったのか、勝手にいろいろ喋ってくれ(悪いときはほとんど無言)、最近の客筋が変わったという話など。

僕よりも年上の常連客が多いので、「世代交代ですか?」なんて聞いたら、確かに体調を崩して来られなくなった人もいるけど、仕事帰りのスーツ姿が増えたんだそうな。

新型コロナの感染数が落ち着いてきて、同僚とちょいと飲みに行く、なんてノリが戻ってきたこともあるのだろうけど、居酒屋よりも安く上がる角打ちでってこともあるらしい。いわゆる、不況ってことなんでしょうね。

そのせいか、今日はここまでって感じで、缶ビールやカップ酒などの単品で飲む人が増え、ボトルキープが減ったんだそうな。調整がきかずに酒量をセーブできないことを危ぶんでいるらしいけど、その前にキープ代をケチっているように見えるんさそうな。

飲みすぎずに一定量で済ませれば、5回分くらい愉しめるので、カップ酒よりも経済的だと思うのだけど、考え方は人それぞれですもんね。引き籠もっていると街の様子が見えないので、こうやって現場の声を訊くと面白いですね。