窓を開けてると眠れなくなるほど冷える梅雨の朝方と映画「ガンズ・アキンボ」のカタルシス

最近、もともと頻尿で寝不足気味の奥さまが、いつもにも増して眠そうに起き出してくる。どうしたのかと聞くと、朝方冷えて、タオルケットでは寒くて熟睡できないのだという。僕だって、まだ薄手の毛布を使っているのだから、寒がりの彼女にとって、そりゃあ寒かったろう。

そこで、今までは小窓を開けていた窓をきっちり閉めて寝たら、寒くて目がさめることがなくなったそうな。とりあえず、問題解決だけど、これから、梅雨のせいで湿度が上がり、寝入りばなは蒸し暑く、朝時は肌寒いなんて、調整が難しくなったらどうしよう。

久留米は朝晩の寒暖の差が大きいうえ、今シーズンは関東みたいな梅雨寒になっている。西日本には梅雨寒なんか縁がないと思っていたけど、これも気候変動なんですかね。

そういえば、上京したてのころ、群馬出身の友人が6月になってもコタツを出しっぱなしにしていて、理由を訊いたら「梅雨寒がくるから」だって答えて、福岡からきた僕には“梅雨寒”は初耳の言葉だった。

原稿を書き上げたあとの夕方と、晩飯後の夜にかけて映画「ガンズ・アキンボ」(原題:Guns Akimbo)をNetflixで観る。プログラマーの青年が殺し合いを生配信するサイトに、ストレス解消にクソリプを書き込んで炎上。怒った闇組織に襲われ、両手にボルトで拳銃を固定されていたっていうお話。

強引に殺しのゲームに参加させられるのだけど、ダメな人ばかり出てきて愉快。過激なヒロイン・ニックスが破滅のカタルシスに向かう姿が悲しかった。クソ映画の部類に入るんでしょうけどね。両手が拳銃で塞がっている主人公が街を歩くとき、久しぶりにスマホを見ずに歩くことに違和感を覚え、仮想現実のようだと思うシーンが面白かった。

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