若山弦蔵さんの訃報と、映画「ヤクザと家族」について

夕方5時頃だったか、TBSラジオ若山弦蔵さんの訃報が流れた。洋画の吹き替えで活躍されていたのはもちろん、僕にとってはTBSラジオの「バックグラウンド・ミュージック」だ。こういうのが渋い声っていう、ダンディな語りのお手本のような方だった。

番組終了後は、永六輔さんの「土曜ワイドラジオTOKYO」に月イチくらいでゲスト出演されていて、お声と語りを聴くのが愉しみだった。この番組のアシスタントを務めていた外山惠理アナが、最初の訃報をTBSラジオで報じたというのも、なにかの縁なのだろう。ニュース原稿を手渡されたときの外山さんのことを思うと胸が痛い。

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晩飯後、Netflixで映画「ヤクザと家族 The Family」を観る。1999年から2005年、そして、2019年と、暴対法や暴力団排除条例が施行され、ヤクザのシノギが削られていくなか、生きる場所を失っていく男たちの物語。

綾野剛さんのヤサグレを通り越した、獣臭のするヤバさが、自分も周りの人間も決して幸せにできないオーラを醸し出していて強烈。終盤がなんだか、もにょっとしていたかな。

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