不完全な人間に寄り添う、賛美歌のような映画
いつもの日曜日同様、洗濯して、スーパー「マルキョウ」の朝市で今週分の食材などを購入。各食材を各所に保存したら、身支度して奥さまと西鉄に乗って天神へ。
早めに昼飯を食べ、地下街の雑貨屋を覗き、歩いてKBCシネマへ。アカデミー主演男優賞を受賞した、ケイシ―・アフレックさん主演の映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を観た。
不完全な、どこか欠損したような人々が、どうにかこうにか生きていくのだけど、彼らの孤独に寄り添うのは孤独だった。だからって、悲惨ではない。でも、完全な解決方法はなにも提示されない。
そうだよね、僕らだって、これくらいでなんとかっていう着地点を見つけ、そこらへんで折り合いをつけて暮らしている。
もちろん、映画なんでスッキリしたエンディングを求める観客もいるだろう。でも、こんな映画もあっていいいと思う。
この作品の主演はマット・デイモンさんが務める可能性もあったらしいけど、ケイシ―・アフレックさんで良かったと思う。だって、マット・デイモンさんは火星からも帰ってこれる、バイタリティ溢れるイメージがあるから、この作品でも、なんとかしてくれるんじゃないかって期待してしまいそうだから。
今回は会員カードのスタンプが6個貯まったので、招待券扱いで無料で観ることが出来た。ありがたい。そんでもって、今週末から公開の『牯嶺街少年殺人事件』の前売り券も購入。4時間の作品で特別興行のため、夫婦50歳割引サービスも適用されないため、2200円が1800円になる前売り券を使うことにした。2人合わせたら800円の差ですからね。その分で美味しいビールを飲めますからね。