祈りと追悼と、散歩と花粉と
東北の大震災から6年。あの日は確定申告の作業をしていて、大きな揺れに驚いて、小型ラジオと携帯を手にマンションの外に出た。
その後、奥さまの家族の葬儀で福島へ行ったのだけど、以前とは明らかに変わってしまった山里の風景に愕然とした。
いったい、いつになったら過去の話になるのか分からないけど、ちゃあんと廃炉できて、見えない恐怖から人々が開放されるまで、僕は生きていないんだろうな。それくらい、目がくらむような時間が必要なんだろう。
のちに意味が無いと分かったけど、道路沿いに咲き誇っていたヒマワリの美しさが怖かった。
作業は朝から原稿書き。夕方まで2本仕上げて納品。夜、確定申告の作業。
作業の合間、2時過ぎに寺町へ。医王寺さんでお参りして、通りを歩いていたら鎮魂の防災サイレンが鳴った。東北へ向かって黙祷して、3月11日だからといって、変わった様子のない久留米の町を歩いた。諏訪野町の教会の鐘は鳴ったのだろうか。
今日は花粉の飛散量が多かったのか、マスクをして外出していたのだけど、夜、目が痒く、喉がヒリヒリしていた。