ロック少年はロンドンを目指す

博多山笠の飾り山見物して、ちょいとお安いカフェで休憩してから、歩いてKBCシネマへ向かい、映画『シング・ストリート』を観る。家庭の事情で荒れた高校に転校してきた15歳の少年が、ロンドンへ行ってモデルになると語る少女との出会いを機にバンドを結成。学校でハミ出しているタイプのメンバーが集まり、生徒、教師から反発を食らいつつつも、ロックの力で運命を変えようとするのだが……

素晴らしく青臭い映画で、子供っぽい衝動でストーリーが展開する。いろんなシーンで「おいおい、そんなガキみたいな」ってツッコミそうになるけど、「あ、15歳のガキなんだもん、そりゃそうか」と納得。少年の発想や思考の未熟さを肯定し、受け取り、それをエンタメ化できてしまう監督に感心してしまった。ロックと恋に対するハートはフルスロットル、批判や揶揄なんて恐れちゃいけない。1985年頃のダブリンに住む少年とロックを描いた、愉しい作品でした。運命なんて信じない、未来は自分で切り拓け！

公式サイトにサントラの曲リストがあったので貼っておこう。
1. Rock N Roll Is A Risk – Dialogue / Jack Reynor
2. Stay Clean / Motörhead
3. The Riddle Of The Model / Sing Street（劇中バンド）
4. Rio / Duran Duran
5. Up / Sing Street
6. To Find You / Sing Street
7. Town Called Malice / The Jam
8. Inbetween Days / The Cure
9. A Beautiful Sea / Sing Street
10. Maneater/ Daryl Hall & John Oates
11. Steppin' Out / Joe Jackson
12. Drive It Like You Stole It / Sing Street
13. Up - Bedroom Mix / Sing Street
14. Up / Sing Street
15. Girls / Sing Street
16. Brown Shoes / Sing Street
17. Go Now / Adam Levine