落語は生物(なまもの)なんですねえ

朝方まで降っていた雨は10時頃に小雨になり、奥さまは荷物の到着を待っていたので、自転車に乗って一人でスーパーの朝市へ。キュウリと茄子の育ちがいいのか、どちらも規格外の大きさのが並んでいた。
昼飯を一緒に食べたら、またもや僕一人で西鉄に乗って天神へ。まずは2点以上購入すると50%割引きになるというGAPへ行き、先日廃棄してしまった短パンの代わりを購入。セール最終日だったけど、欲しかった色合いと長さのが残っていてよかった。お次は地下街を通って天神コアへ行き、ABCマートでジョギングシューズの交換用中敷きを購入。
買い物の用事を済ませたら、本日のメインイベント、イムズホール柳家三三さんと三遊亭兼好さんの二人会へ。三三さんは真打昇進の舞台で初めて見た噺家さんで、最初の頃はちょいと心細かったけど、精力的に地方で公演を行っておられたのが良かったのだろうか、2年後からは落ち着いた噺口で、すーっと惹きつけられるようになった。
さて、今回はどんな噺を聴けるのか愉しみにしてたけど、二人会ってこともあってか、若干、兼行さんに引っ張られた感じで、変化球を交えた噺。前座さんも加え、5つの噺が絶妙に絡む面白い繋がりを愉しめた。寄席でも前の噺をちょいと引っ張ってくるってのはあるけど、2人の軽妙な噺の持って行き方には膝を打つほど。前から2列めのど真ん中の席が取れたので、小さな所作どころか、眉間を伝う汗まで見えて、細かい芸まで見ることが出来ました。
会場に入ると座席に今後の興行のチラシが置いてあったのだけど、その中には先日亡くなった柳家喜多八さんが登場する予定だった、12月11日の三人会もあった。嗚呼、ご健在だったら、どんなに愉しい会になっていただろう。改めて、落語会にポッカリ空いた穴の大きさに気付かされた。



そういやあ、喜多八さんの「青菜」も良かったよねえ