とりあえず、土曜日に優勝が決まることはなかった

昼くらいから博多へ日本酒のイベントを覗きにいくつもりでいたのだけど、なんだか往復に1200円以上かけていって、さらに酒代を払うほどか、と自問していたら、行く気が失せてしまった。代わりにサービス券を使ってTジョイシネマ久留米で映画『バットマンVスーパーマン ドーン・オブ・ジャスティス』を観ることに。
前作『マン・オブ・スティール』での戦いで、赤マントがビルなどをぶっ壊しまくり、自分の会社のスタッフに被害者が出たことをお怒りのバットマン、かたやゴッサム・シティでのコウモリ男の悪者の懲らしめ方がヤリ過ぎではないかとお怒りのスーパーマン。シンプルに言えば、どっちも頭おかしい。
お互いがむかつき合っているうちに、ドンパチやるんですが、直接対決は10分くらいと短め。『エイリアンVSプレデター』というより、『マジンガーZデビルマン』というか、ね。これは詳しく書くとクライマックスのネタバレになるので自粛。
最近のヒーロー物よろしく、DCコミック系のヒーローたちが鬱々として話が暗く、スカッとしたシーンがほとんどないってのは目をつぶるとしても、尺が2時間33分というのは長すぎたかな。バットマンの夢シーンとか、スーパーマン父親との妄想シーンなんてのは、削っても問題なかったと思う。
まあ、それはともかく、面白かったです。特にワンダーウーマンが強くてカッチョいいのなんので、素晴らしかった。子供の頃、テレビで見たアメリカンカラーのワンダーウーマンではなく、ダークカラーで東欧の香りがしてるんですけどね、これは2人に色合いを合わせたんですかねえ。あと、ザ・フラッシュとかアクアマンなんかがチラッと見えたりして、今後への繋がりを予感させます。
たぶん、前作『マン・オブ・スティール』が序章で、本作が新しい転回点になるのかな。
911以降、ヒーローたちが抱えているトラウマと無力感、今の社会の正義が多様化してしまったこと、「政治、市民」と「ヒーロー」が関わるとどうなるのか、など、いろんな問題を突きつけられる作品でした。
アメリカでは評論家やアメコミファンからボロクソに批判されていたのに、オープニングの興行収入は好調だそうで前評判だけで判断すると損するよってことですかね。(29日修正)公開3日目までは好調だったものの、そこから急落してるとか。前評判の影響でしょうか……


大相撲春場所白鵬稀勢の里豪栄道が勝ち残り、千秋楽まで優勝決定のお愉しみは持ち越し。


漫画「山賊ダイアリー」6巻(岡本健太郎)読了
時系列が連載開始以降になったら、話がこじんまりしてしまったような

山賊ダイアリー(6) (イブニングKC)

山賊ダイアリー(6) (イブニングKC)