ちょっとずつ馴染んでいけるかな

朝からニュースサイトの原稿書き。車どころか免許も持っていない僕に高速道路の渋滞について書かせるってのは、なかなかの冒険だと思うけど、いつもより資料を念入りに調べ、情報を整理して書いた。時間も倍くらいかかったかな。でも、一番時間がかかるネタはエロ系なんだよな。長年、関わってきたジャンルだからこそ、サラッと書けなくなってる。そこがプロのライターとして、駄目なんでしょうけどね。


晩飯後、酒場へ。いつもの角打ちで軽くやって。念のため、もう一軒の角打ちでも飲む。膝の手術でしばらく店に出ていなかった、店主の老婦人と初めて会うことができた。常連の方(たぶん近所の寿司屋の店主)も交え、福岡県の高校野球の昔話などで軽く盛り上がった。奥の座敷で休憩していたご主人が、声だけで参加してたのが面白かったな。だいぶ老いていられるのだけど、耳は達者なんだなー、と感心してしまった。

1軒目でお酒2杯、シングルモルト1杯、2軒めで缶ビール1本、お酒1杯飲んだので、そろそろ帰っても良かったのだけど、この前、ちょろっと飲んで面白かった、文化街の焼き鳥屋へ。馬のモツ煮が美味しい店で、この前は忙しそうで話せなかった、店主の老夫婦から、店で出している焼酎のことや串焼きのネタについてなど、いろいろ訊く。「あらかじめ水で割った芋焼酎は味がまろやかになって、ぬる燗にすると、さらに美味しくなるんですよね」なんて言うと、店主は「そうそう」と嬉しそうに頷いていた。店名についても訊いたような気がするのだけど、酒のせいで記憶が飛んでいるっぽい。馬鹿……

こうやって、ちょっとずつ酒場の人々を接していきながら、町に馴染んでいけたら、と思う。もちろん、酒の席だけじゃ、いびつなのは分かっているけど、今までもそうだったから、なかなか変えられないもんです。