元気なのはいいが老いを自覚して欲しくもある

週末の家事的な作業を諸々済ませ、昼過ぎに奥さまと大牟田の実家へ。ここのところ、奥さまは寝込んだり、怪我したり、仕事で疲弊したりで、一緒に行くのは久しぶり。
母親は首筋あたりが傷んだり、耳鳴りがしたりしているようだけど、よく喋るし、動くし、元気なようだ。ただ、自分を過信してオーバーワークするところがあって、高いところの掃除とか、控えめにして欲しいのだけど、なかなか言うことを聞いてくれない。代わりにやるからと言っても、日々のヤルことが無くなると暇になってイヤだと譲らない。痛い目に合わないと分からないのだろうが、それじゃあ遅いのだ。腰の骨なんか折ったら、痴呆まっしぐらだって聞くからなあ。
まあ、マメに様子を見に行って、無理なことしないよう、繰り返して説得するしかないのかもな。

困ったことといえば、母親の「高いものが良いもの」というか、高価なものを買っていけば納得するってのを、なんとかしたい。今回、目ん玉が飛び出るような価格のワインを買い込んでいて、こんなの僕らの舌のレベルじゃあ、半分の価格のワインと飲み比べても分からないよと注意した。お世話になったお礼にしようと思って買った、なんて言い訳してたけど、それでも高いよ。ワインセラーとか持ってる人が買うレベルですよ。試しに飲んでみたら、確かに美味しかったけど、価格に見合っているかは僕には分からなかった。そのうえ、母親は一口飲んだ途端「美味しくない」と言い放ったのには、腰が抜けそうになった。彼女の美味しいは、何処に着地するのだろうか……。
自分のお金なんだから、なるべく自由に使って欲しいけど、身体が衰えて、施設などにお世話になる時、お金がかかりますからね。