怖くない

DMMで借りていた映画『キャリー』を観る。クロエ・グレース・モレッツ主演のリメイク版だ。
クロエちゃん目当てで、あまり期待はしていなかったとはいえ、ホラー映画なのに、どうにもこうにも怖くない。キャリーの狂気が中途半端だったり、ジュリアン・ムーア演じる母親のキリストへの倒錯ぶりが言葉ばかりの上っ面だったり、いろいろ思い当たるフシはあるのだけど、脇役を含めた安っぽさ、いや薄っぺらさなのかな。でも、安っぽいホラーでも怖いのはあるからなあ…。
一番のズッコケシーンはキャリーを怒り狂わせてしまう仕掛けのシーンをアングルを変えて、スローで何回も見せたところ。芸人がドッキリで落とし穴にズボッとハマっていくような軽さがホラー映画には必要ない。