さようなら、さようなら、

洗濯を1回分やっつけて、昼前に原稿を仕上げるべく、ストレッチを省略してPCに向かったころ、下北沢のHくんからLINEがきて、Fさんが2日に亡くなったことを知る。

先日、別の友人からFさんが癌のステージ4だということを聞いていた。でも、リアルで感じることができずにいて、相変わらず憎まれ口をききつつ、治療を受け続けていると、思い込むようにしていた。

でも、本当に亡くなってしまったのだ。還暦手前だったのに。

Fさんとは下北沢のロックバー「トラブルピーチ」で出会い、30年近い付き合いだった。いつも下世話な話やダジャレの言い合いばかりして、お互いにニヤニヤ笑いながら飲んでいた。

きっぷが良い男で、面倒見が良いわりには、自分勝手で寂しがり屋で、少し弱虫だったけど、そこも魅力で、なんというか、憎めない人だった。

あんまり自分の健康に正面向かって付き合ってなかったのかな。いつも消化器系の調子が悪そうで、そのわりには、なかなか酒を抜かなくて、逆に抜いたほうが調子悪いなんて、うそぶいてみたりしてたもんな。

僕も50代の後半になって、他人事でなくなってきている。下北沢を離れて暮らしている知人に訃報を伝えると、やはり、お互いの身体には気をつけよう、ってな話になった。


夕方、実家で母の身の回りの手伝いしをして、西鉄電車に乗って久留米に戻っていると、Twitterカープの永川投手が引退を決意したと知る。

神宮球場で抑えとしてマンウンドに上がった彼を、何度声を枯らさんばかりに応援したことが。何度も助けられたけど、その分、期待を裏切られたことも。

また、レプリカのユニフォームを持っている選手がグラウンドを去ることになった。朝とといい、夕といい、サヨナラばかりの人生だ。

常備菜は食卓を賑やかにし、日々の炊事を楽にする

晴天とは言えないけど、洗濯日和っぽい空模様だったので、タオル類とおしゃれ着洗いと、洗濯を2回分やっつけながら、ルンバの掃除を見守りつつ、右ヒザの違和感を意識しながらストレッチ。

作業は原稿を1本分仕上げて納品し、次の原稿用の素材チェック。

作業が一段落ついたら。ゴボウ、大根、人参、こんにゃく、さつま揚げ、昼間のうちに戻しておいた干し椎茸を同じ長さの拍子切りに揃える。あ、生姜の細切りもね。

あとは、ゴボウを干し椎茸の戻し汁と焼酎、砂糖、粉末のかつおだしで煮て、七割がた火が通ったところで他の素材を投入し、醤油と味醂で味付け。

全体的に火が通りそうなところで味見して、気持ち薄味かなってくらいに調整。あとは予熱で味を染みさせるのだけど、こんにゃくから水分が出る場合があるので、できることなら、食べる30分前くらいに再確認。

これを小鉢に取り分ければ3日は使えるので、あとはメインと味噌汁とぬか漬けと納豆。一昨日作ったゴボウと糸こんにゃくの煮付けが残っていたので、今日の煮物と味が被っているのをごまかすため、刻んでだし巻き玉子の具にする。

具が多くて巻くのが難しかったけど、崩れそうなところをラップで包み、すのこで巻いて成形。冷えるまで放置しておけば、それなりのカタチになる。これを切り分け、大根おろしと添えたら、立派な副菜のできあがり。

そんなわけで、3日間、副菜として使うことを前提にして、常備菜を作っておくと、献立の悩むことが少なくなる、っていうか逃げ道になる。なんたって、今日のメインは138円のを半額で売っていた八洋食品の餃子「七味八珍」で、焼いて食卓に出しても、かなりみすぼらしい感じだったけど、副菜を添えることで、それなりに見えるから不思議。

そんでもって、今日の副菜は明日の奥さまの弁当のおかずにもなるのです。

今シーズン分のニンニクの保存作業

毎年、奥さまの実家から大量のニンニクが送られてきて、みずみずくて美味しいうえに、スーパーで買う国内産はお高いし、ありがたい。ただ、なかなか良い保存方法が分からず困っていて、新聞紙に包んでベランダの日が当たらないところに置いたり、野菜室に置いたりしてたけど、いつも使い切る前に傷めてしまっていた。

今シーズン分も暫定的に冷蔵庫で保存していたけど、昨晩見たテレビ番組で冷凍すると良いという情報を見て、これはと思った。冷凍すると長期間保存できるだけでなく、ニンニク特有の栄養素・アリシンも損なわれないそうな。

そういえば、知人も冷凍してるって言ってたんですよね。違いは、知人は皮を剥いてから冷凍するで、テレビはバラしてから皮を1枚残してから冷凍するってこと。

さっそく、作業前にニンニクのかたまりを1片ずつ分け、3分の2は皮1枚残してからジプロックに入れて冷凍保存。残りの半分は冷蔵保存。もう残り半分は、バラしていくうちに、どうしても皮が剥けてしまう分で、すべて皮を剥いてから冷凍保存。これはいずれニンニク醤油を作るときに使うつもり。

さて、今シーズンのニンニクは無駄なく使い終わることができるでしょうか。愉しみです。


作業は原稿を2本分仕上げて納品。明日もこのペースで書き進むことができたら、なんとか帳尻を合わせられそう。

残暑というほどの気温ではないけど蒸し暑い

昨日は原稿を書いていないわりには疲れてしまっていたようで、奥さまに弁当を作って仕事に送り出し、洗濯物を2回分やっつけたら、眠くてしょうがない。PCに向かってもクラクラするので二度寝したら、なんと10時ちかくまで眠りこけてしまい、目が覚めると、焦ってストレッチ。ヒザに違和感があるので、手は抜けない。

作業は原稿を1本分仕上げて納品し、次の原稿の素材チェックして、あらかたの構成まで。予定より丸1本の原稿分、進捗が遅れている。合間に銀行業務と、食品トレーをスーパーのリサイクルBOXに出しに行く。

福岡市内では午後2時くらいにゲリラ豪雨があったみたいだけど、久留米は夕方まで晴れていた。奥さまが帰宅して直後くらいからザカザンと降りはじめ、遠くで雷がなっていた。

9月の頭なら、まだ残暑って感じの暑さなんだろうけど、気温は30度いかないくらい。その代わり、湿度は70%超えていて、窓を開けていても涼しい風は入ってこない、というか、蒸し暑くなるばかり。奥さまが帰宅すると、速攻でエアコンディショニングを開始していた。

母の大学病院通いと映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

加齢性黄斑変性症を患っている老母の、月に一度の大学病院通いに付き添うべく、西鉄久留米駅の改札前で待ち合わせ。天気予報では曇天のち薄曇りなんて言っていたのに、駅についたとたん雨が降り出して、バスに乗り継いで病院に着く頃には本降りなっていた。

しかし、不幸中の幸いとはこのことで、今までになく診察の受付けがスムーズで、いつもより30分ほど早く、会計まで済んでしまう。おまけに弟が車で大牟田まで送ってくれたので、帰宅する老母の負担を減らすこともできた。

帰宅すると、醤油ラーメンを作って奥さまと昼飯を済ませ、午後の映画はバスで行かないといけないねぇ、なんて話していた。すると、これまた幸いなことに、気づいてみたら空が明るくなってきていて、雨も熄んでいた。

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そんなわけで、やでうれしやと、奥さまと自転車に乗ってゆめタウンへ。Tジョイ久留米でクエンティン・タランティーノ監督の新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観た。

1969年、前年公開の『ローズマリーの赤ちゃん』で名を馳せた、ロマン・ポランスキー監督の妻で新進女優のシャロン・テートが、カルト集団に襲撃され惨殺された事件をベースに、架空の西部劇俳優とスタントマンのコンビが繰り広げる、ハリウッドを舞台にした物語。

各所に映画愛というか、映画に対する優しさが溢れていて、タランティーノ監督ならではのエグいシーンで畳み込まれても、優しい気持ちでエンドロールを眺めることができた。

それにしても、レオナルド・ディカプリオブラッド・ピットのツーショットのなんと華やかなことか。特にブラピはうだつが上がらないスタントマンを演じているのに、カッチョ良さを隠すことが出来ない。改めて惚れ直してしまいましたよ。

観ているうちに、すんげえ酔っぱらいたくなる映画でもありました。


タランティーノ監督最新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」海外版予告編

遂にストレンジャー・シングスの3シーズンに手を出してしまった

雨の中、スーパーの朝市に行って、今週分の食材の買い出し。ここのところの大雨のせいか、特価の野菜類が品薄なうえ、たじろいでしまうほどの高値。長ネギがまさかの1本100円だったけど、涙をのんで購入した。

そのうえ、日常的な食品もジワジワと値上がりしていて、10月に消費税が上がったら、どんだけ財布の紐を締めれば、家計が成り行くのか、見当がつかない。高級品でなく、日常使いの品まで10%課税するなんて、どこまで低所得者を締め付ける気なんでしょうね。

作業はイレギュラーの原稿を苦しみつつも、夕方までに1本分仕上げて納品。その合間、奥さまが誕生日なので、近場の洋菓子店にケーキを買いに行ったり、彼女のお気に入りのビールを量販店に買いに行ったり。

晩飯後、奥さまは録画してあるドラマを見ていたので、僕はPCでNetflixの『ストレンジャー・シングス』の3シーズンを観始めることに。手を付けたら、一気観するのは必至なので、手をこまいていたけど、前シーズンよりも、ちょいと大人になったというか、思春期を迎えた4人の少年たちが愛おしくて、即、彼らの世界にのめり込んでしまった。

結果。エピソード3までで我慢できたけど、今後、作業の進行に影響しないよう、気をつけないといけない。

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エロ本がコンビニの棚から消える日

本日、8月31日、コンビからエロ本の棚が撤去される。いわゆる、成人向け雑誌コーナーと名付けられていた一角だ。

僕の記憶だと、1980年代後半から、エロ雑誌はコンビニ販売への依存度を増した。そのせいで、僕が働いていた版元の営業さんは、それまでの取次への接待に加え、コンビニ関係の人へのゴルフ営業が増えていたし、大手版元だと、コンビニで使うビニル袋を負担する、なんて金のかかる営業やっている、なんてことも耳にしていた。

コンビニ販売に依存していくうちに、それまでは都条例など各地方の規制を参考に、雑誌の猥褻度がコントロールされていたのが、コンビニが設定する規制にも気を使わないといけなくなった。

その中でも、セブンイレブンは厳しく、声も大きかったため、セブンの意向に合わせてエロ雑誌を作るようになる。そんな影響下、エロ業界を震撼、そして混迷させた、シールによる封印、黄色い18禁マークによる規制方法が生まれる。

シールは店頭で中身を見られないようにする規制だけど、シールを貼るコストがエロ雑誌作りの負担になる。黄色い18禁マークはコンビニでは扱っていけないという印なので、その結果、刷り部数が大幅に減ることになる。

そんなわけで、黄色い18禁マークのエロ雑誌は、今後も書店で売られる続けるのだけど、いかんせん、書店は壊滅的に減っていて、地方には書店がない市町村が少なくない。そんな地方でコンビニでしかエロ雑誌を入手できなかった読者は置いてけぼりになってしまう。

ただ、TBSラジオで聴いたのだけど、すべてのコンビニからエロ雑誌の棚が撤去されたわけでなく、ほんの数パーセントだけど残した店舗があるという。その多くが工場地帯なんだそうで、昔からのエロ雑誌を支えてくれていた、ブルーカラーの人たちのため、販売されているようだ。

今後、多くのエロ雑誌はネット販売への依存へシフトしていくと思われる。一方、ネット販売というインフラに親和性の低いひとたちは、エロ雑誌を求め、数少ない書店や例外的にエロ雑誌を扱うコンビニを探しさまようゾンビのような存在になって、いずれは老いて消えていくのだろう。

エロ雑誌の衰退は、販売ルートとして、コンビニに過剰に依存したことことから始まったと言えるでしょう。コンビニ仕様のエロ雑誌を作るうちに、作り手も劣化というか、エロ雑誌の編集者らしさが薄れているような気がします。コンビニのエロ雑誌には、僕が大好きだったし、雑誌を作るうえでこっそり情熱を注いでいた、ぜんぜんエロくない1色頁がなくなっていますしね。