月に1度の大学病院通い
朝6時40分に起床して、昨日の原稿を再推敲して納品したら、サクッと朝ご飯を食べて西鉄久留米駅へ。母と改札前で待ち合わせて、タクシーで久留米大学病院へ向かう。
今回で2度目の加齢黄斑変性の治療で、受付して眼球注射して会計を済ませるまで2時間ちょい。待合室でiPhoneのradikoでTBSラジオをぼんやり聴きながら待っているだけなのに、なんだか体力を削られるっていうか、不健康化していくような気がして不思議。今日は末弟が忙しくて車で送ることが出来ないので、駅のホームで電車に乗って席に座るまで見届けた。
帰宅してカレーラーメンを作って奥さまと食べたら、次の原稿書きに取り掛からないといけないのだけど、なんだか疲れてしまっていて、データを収集するだけでもクラクラしてしまう。いやはや……。
夕方、奥さまと駅方面へ散歩に出たついでに、閉店した森川酒店を眺めてみる。シャッターが閉まっているだけで、閉店の挨拶みたいな貼り紙はない。このままだと、しばらくは事情を知らないお客さんが、振られたと思って帰っていくのだろう。なんだか寂しい光景だ。
僕にとっても、下北沢のロックバーがそうだったように、ふらっと行けば誰かに会えそうな予感がする酒場が無くなってしまったのは寂しい。もしかしたら、もう会う機会がないのかもしれない人生の先輩方と、区切りの会話をできなかったのも悔やまれる。もう、立ち飲みながら、くだらない会話を愉しむこともできないんですねぇ。
子供のいない我が家の桃の節句はちょっとしたご馳走を作る日なんです
雨が降りそうで降らない微妙な空模様。それでもスーパーの朝市に出かけ、今週分の食材に加え、桃の節句用の食材も購入。娘どころか子供がいない我が家には、ひな祭りなんで縁がないのだけど、季節の行事として乗っかることにしている。
そんなわけで、メインのちらし寿司に加え、牡蠣のソテー、鰤刺、茹でグリーンカリフラワーのタルタルソース添えを作る。まあ、ちょっとしたご馳走って感じですかね。それに合わせるのは、あらかじめ買ってあった、みいの寿の特約店限定商品、純米吟醸ヤマダ60「バトナージュ」生。思わせぶりな味わいで面白かった。
家事の合間に昨日書いていた原稿を仕上げる。再推敲は明日の早朝、母親を駅に迎えに行く前にやっつける予定。
一昨日の寂しい知らせの件で、お店の常連さんが集まって、店主を囲んだ飲み会の写真が、FBのグループチャットで流れてきた。店主の挨拶の動画もあって、本当に店が閉まってしまったことを、現実として受け止めるしかないと思い知った。久留米に引っ越して以降、酒場で構築してきた生活に、大きな欠損が生じてしまいそうだ。
圧倒的な音圧と光に身を任せるという愉しみ
昨日の寂しい知らせのことが、幾度となく頭をよぎって、作業の手が止まってしまっていたけど、昼過ぎまでに原稿を1本分仕上げて納品し、夕方までに原稿を半分ほど。身支度をしたら、西鉄に乗って天神へ。
仕事を終えた奥さまと改札前で待ち合わせして、バスで建て直されたばかりのZepp Fukuokaへ。電気グルーヴの30周年ライブを観る。前回はライブハウスだったけど、ホールだと音響を照明も迫力があって良いですね。2階の立ち見だったのだけど、床からも重低音が響いてくるのを感じるのって、新鮮な感覚だった。
あいかわらずの仲良しさんで、“どうにかしちゃってる”MCも愉しかった。ただ、外で花粉をまとってきた客が盛り上がり、舞い上がった花粉を浴びるという二次被害的なものが怖かった。明日の朝が心配だなぁ(涙)。
あと、Zepp Fukuokaは建て直し後も、会場内のスマートフォンは全面禁止だった。以前は機材に影響を与えるため、なんて、素人の僕からすると「はぁ?」な理由だあったけど、今でも同じ見解で禁止しているのだろうか。アーティストを撮ったり録ったりするのではなく、ちょいと画面を開いて見るのもダメって注意されたんだけど、今回はどうだったのだろう。既にステージが始まってから入場したので、そこらへんのことは確認できなかった。
映画『グリーンブック』を愉しんだ日、突然の寂しい知らせ
洗濯をしつつ奥さまを仕事に送り出したら、身支度して自転車でTジョイ久留米へ。ファーストデー割引きを利用して、映画『グリーンブック』を公開初回で観る。
差別や偏見が幾層にも重なる、1962年のアメリカを舞台にした、理解と成長とインテリジェンスの映画でした。ほろ苦くも心地よい後味ででしたねぇ。
帰宅すると原稿書き。1本分を仕上げて納品して、さて、散歩に出るかと身支度していたら、Sさんから行きつけの酒場が閉まってしまうという電話。突然のことで理解できず、オロオロしてしまった。いったい、どういう事情なのだろう?
明日、常連さんたちが集まるらしいけど、僕はZepp Fukuokaにライブを観に行くから、ちょいと顔を出すことも難しそうだ。ん〜〜〜
晩飯後、Netflixでコーエン兄弟のオムニバス作品『バスターのバラード』を半分くらい観る。いやはや、皮肉にあふれてますねぇ。
雨を愛してしまうのです
羽根木公園の近くに住んでいた頃、近くの梅ヶ丘中学のプールが区民に開放されていて、よく泳ぎに行っていた。特にスギ花粉が舞っている時期は、外界から遮断された水の世界を求め、逃げるように通ったものだ。
今は近くに市民プールがないので(自転車で30分くらい走るとあるらしいのですが)、水の世界に逃げ込むことが出来ないので、雨が降る日が待ち遠しい。
そんなわけで、普通なら、雨の日は散歩に出ないのだけど、今日は原稿を2本分仕上げて納品したあたりで雨が降ってきたので、やで嬉しやと、マスクをしないで六ツ門方面へ歩いた。
雨は優しい。