洗濯物を干すという行為について
天気予報を読み違えて、霧雨程度だと油断していたら、昼過ぎに本降りになり、慌てて洗濯物を取り込む。
部屋干し用のスタンドに洗濯物をかけ直していると、ふと、天日に干して洗濯物を乾かすという行為について考える。これって、人間が着ているものを洗い始めてから、ずっと続いているんだよな、と。
植物を編んだ腰ミノの時代はともかく、繊維を織って布を作るようになってからは、洗濯という行為は始まっていただろう。
縄文時代には食物繊維から糸を取って編んだ衣服を着ていたようなので、その頃には水洗いしてたんじゃないかな。
すると、そこらへんの枝とかに引っ掛けて干したりしてたのだろうか。ということは、紀元前10世紀ということか。とんでもない歴史だ。
そこから現代に至るまで、洗剤、洗濯板、洗濯機、乾燥機と、洗濯用具が開発されてきたけど、相変わらず僕は洗濯物をベランダに干し、天日で洗濯物を乾かしている。
なんという進歩のなさ。なんという変わりようのなさ。それほどに、洗濯物を干すという行為は、歴史ロマンに溢れているのです。