朝ドラに八重山民謡の大御所が登場してちむどんどんする

いつものように朝ドラをノートPCのNHK+で見ていたら、主人公の実家に風呂敷で包んだ三線を抱えた人物がやって来た。霊前で手を合わせる人物に、歌子が亡き父親との関係を問うと、民謡の師匠だそうで、芝居はそれほどではないが、風格がある俳優さんだと思った。

そして、縁側に座り、やおら三線を取り出したとき、ようやく気づいた。石垣島主人の唄者大工哲弘さんではないですか。こりゃあ、八重山民謡を唄われるんじゃないか、もしかしたら「トゥバラーマ」かも、なんて期待した。

すると、歌子の前で大工さんが唄い始めたのは、同じく八重山の唄「月ぬ美しゃ」。八重山地方を代表する夜の子守歌で、大島保克さんやパーシャクラブのライブで知った。あまり大工さんが唄われているイメージはなかったけど、さすが、ドラマの空気感が一瞬で変わる圧倒的なパフォーマンスだった。

僕は以前から歌子は“歌手”ではなく、“唄者”になって欲しいと思っていた。実は昨晩のこと、奥さまと、そんな歌子の心を動かすには、本物の唄者の登場が必要だよね、って話になってて、大城美佐子さんクラスじゃないと説得力ないけど、亡くなってるから、「ちゅらさん」繋がりで古謝美佐子さんかな、なんて予想してた。でも、父親の師匠として登場した大工さんなら、説得力満点でしたね。

 

www.youtube.com