次の原稿用の素材をチェックして、担当さんにプレゼンメールを送信。ただ、大型連休の真っ只中なので、サクッとレスが返ってくることは期待できない。しょうがないので、連休中の作業スケジュールを確認したり。
夕方、昨日悩んでいたリンダ・ロンシュタットの映画を観るため、西鉄に乗って天神へ。ちょいと早めに着いたので、大名あたりの街の変化を眺めながら散歩。
“チャリチャリ”というレンタル自転車のベースが、元大名小学校など、あちこちに出来ていて、使い勝手が良さそうなので、今度借りて、行動範囲を広めてみよう。
んで、16時から満を持して「リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス」(原題:Linda Ronstadt: The Sound of My Voice)を鑑賞。幼い頃から音楽が溢れる家族の中で育ち、音楽がリンダであり、リンダが音楽であったことに納得。
パーキンソン病を患って、表舞台から姿を消してから10年くらいになるけど、現在の姿は思っていたより穏やか。ずば抜けた歌唱力は奪われてしまったけど、歌を楽しむことは奪われていなかったのが救いだった。
また、同棲相手のJ.D.サウザーリンダやライ・クーダー、ドン・ヘンリーなど、リンダの音楽に関わったミュージシャンの、そうそうたる顔ぶれが愉しい。
もちろん、音楽業界という男社会の中で戦った、ドリー・パートン、ボニー・レイット、エミルー・ハリス、カーラ・ボノフなど、女性ミュージシャンたちとリンダとの関係を、改めて知れたことが嬉しかった。
リンダが最後に単独で来日公演やったのは1984年で、僕が上京した翌年。まだ生活するので精一杯で、ライブ情報を得るなんて余裕なかったんだよなー(涙
リンダの新しいパフォーマンスは観られないけど、彼女が残した作品は膨大。サブスクっていう新しい音楽インフラのおかげで、若い頃に買えなかったアルバムも聴ける。
帰りの電車の中でメキシコ音楽のカバーアルバムを聴いたけど、映画を観たおかげで、リアルタイムで聴いたときより、何倍も胸に響いた。これからも、リンダの音楽は輝き続け、新たな発見がありそうだ。