最先端から古色蒼然へ

僕が20代のころ、広告業界は時代の最先端だった。業界とまったく関係ないのに雑誌「広告批評」とか読んで、時代を理解している気分になっていた、ちょいと恥ずかしい過去もある。

そんな広告業界、というか大手広告代理店で務めていた、僕よりもひと世代くらい下の方々をSNSで見かけると、総じて政権寄りの立ち位置で、それを批判する声を冷笑していらっしゃる。

あくまでも僕の私感だけど、時代の最先端って、イコール批判性だと思っていた。それが、差別問題や歴史問題などを告発することを嫌っていらっしゃる。

利権に結びついていなくても、根っから植え付けられた意識が、そういう発言を呼び起こすのだろうか? 当時からフリーランスの方には見られないけど、数年でも社員だった方に見られる傾向だ。

はっきりいって、ダサいと思いますよ。

本日、母が1回目ワクチン接種を済ませた。今年は梅酒と梅干しを仕込みたいと電話が来た。