つっかけサンダルで走って奥さまを追うワタクシと、映画「ザ・ファイブ・ブラッズ」と、

奥さまを送り出し、ストレッチの続きをやろうと作業部屋に戻る途中、ダイニングテーブルの上に弁当箱が置き忘れられているのを発見。もはや、走って追いかけても追いつけなさそうなので、とりあえず電話したけど、マナーモードにしているらしく気づかない。しょうがないのでLINEで弁当を忘れていることを告げた。

数分後、奥さまから電話。走って戻るので持ってきて欲しいとのこと。ガッテン承知と部屋着のままつっかけサンダルで出たものの、奥さまがどのコースで戻ってくるか分からない。しょうがないので、全てのコースが見渡せる横断歩道の前で待つことに。

すると、信号1つ分離れた横断歩道を渡る奥さまの姿が。どうやら、すれ違ったらしく、弁当を諦めて小走りしていた。

部屋着のまま駅に向かうのは不本意だったけど、意を決して奥さまを追うことに。脇目も振らず事務所に向かっているので、手を降っても声をかけても気づかない。

ようやく追いついたときには、駅前の人通りの多い横断歩道で、弁当を渡して一人になると、部屋着でつっかけサンダルという、ちょいと“あたおか”そうな、その場にそぐわない自身の姿が恥ずかしくなり、心のなかで悲鳴を上げながら走って帰った。

おかげさまで痛めていた膝痛がぶり返したうえ、疲れてしまい、しばらく原稿書きができなかった。いやはや……


晩飯後、ノートPCでNetflixの映画「ザ・ファイブ・ブラッズ」(原題:Da 5 Bloods)を観る。スパイク・リー監督が本作ではなく、「グリーンブック」がアカデミー賞を獲ったことを憤っていたけど、たしかに、前半は名優たちの存在感が素晴らしく、メッセージ性がにじみ出る演出も良かった。

でも、お話が佳境に入ったあたりから、どうにもご都合主義的な演出が目立ち始め、「こんくらい、いいっしょ?」的な甘えに感じてしまう。せっかくの名優たちの演技が、演出で薄まってしまい、高級食材を手抜き料理してしまって、チープな味わいになってしまった感じですね。。これじゃあ、作品賞があげられませんわ。

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