オッサンになってからの二日酔いについて、そして、映画『バーニング』と、
目が覚めると、頭痛。二日酔いで消化器系の違和感や吐き気ってのはあるけど、頭が痛いってのは、ここ20年くらい記憶にない。5日お酒を抜くだけで、体質というか、酒への耐性が変わってしまったのだろうか?
オッサンになって、胃壁の疲弊の修復スピードが落ちている。そこで、珍しく休肝日をたっぷり取ったのだけど、こんな副作用が出るとは……
しょうがないので、今夜も飲むことにした(馬鹿)。台風が近づいてきてて、外に出られないから、早めにツナと豆腐のサラダ、ニラもやし炒めを作ましたよ。
晩飯後、奥さまとAmazon Primeで100円レンタルしていた(レンタル後、Netflixでも配信されるという100円分の痛恨)、イ・チャンドン監督の映画『バーニング 劇場版』(原題:버닝)を観る。
村上春樹さんの短編小説『納屋を焼く』が原作だけど、作品の一部に小説エピソードが使われているものの、原作というよりモチーフにして作りましたって感じ。
納屋はビニールハウスに替えられ、それが作品の鍵となる隠喩として機能していた。そして、謎のセレブ男、ベンを見ていると、この前、最終回を迎えたドラマ『MIU404』で、菅田将暉さんが演じた久住を思い出してしまった。
快楽の海を漂うように生きているのに、苦しみの輪から抜け出すことができない、そんな地獄への「囚われ」と「解放」の物語のように。