非日常から日常へ戻る船、そして、映画『イエスタディ』の悔恨と赦しと、
宿のベッドで早めに目覚めると、窓の外は朝焼けの薄桃色に染まった西の空。玄界灘の波は穏やか。朝風呂に入るために廊下に出ると、顔を出したばかり朝日が早くもジリジリと暑く眩しい。
波音を聴きながらぬるめの温泉を愉しんだら、缶ビールをプシュッとな。温泉の朝風呂は朝ビールのためにあるようなもんです(キリッ)。
さらに、感染に気をつけつつも、たっぷり美味しい朝ご飯、浜辺の散歩、チェックアウトまで部屋でのんびり。すべてが非日常で愛おしい。
そんでもって、送迎バスで港まで送ってもらい、船に乗って博多ふ頭へ。西鉄のバスと電車を乗り継いで久留米に戻り、日常の生活に戻ったのでした。
晩飯後、Amazon Primeで映画『イエスタディ』を観る。ある事故をきっかけにビートルズが存在しない世界になってしまう物語。オアシスも存在しないのは分かるけど、コカ・コーラ、タバコ、ハリー・ポッターも存在しないって設定には繋がりがあるのだろうか。
後悔と罪の意識をどうやって回収するのか心配してたけど、こじんまりしていながらも、優しく赦されていくのが心地よかったですね。
あと、ヒロイン役の女優さんがチャーミングだなーなんて目を奪われていたら、『ベイビー・ドライバー』のヒロイン・デボラ役のリリー・ジェイムズさんだったんですね。それと、エド・シーランさんは、あんまり美味しくない自分役をよく受け入れてくれましたね。