開花した桜を求めて散歩してたら不審者だと思われたらしい

用意していた素材がどれも内容薄くて、記事にするには心もとなく、昼過ぎまで「あーだこーだ」とこね繰り返してみたけれど、やはりダメ。あきらめてイレギュラー分の原稿10本分の素材の整理。今日から明日にかけて、今回みたいに振られることが多そうだから、こちらを書いてフォローしよう。

早めに切り上げたら、高良川方面へ長めの散歩。高良川沿いを歩いていたら、立ち飲み屋夫婦の奥さまと偶然出くわし(今日は定休日でしたっけね)、公園の桜の咲き具合を眺めていたら、腕に腕章をつけた紳士に声をかけられた。

どうやら、地域の子どもたちを見守るボランティアの人らしく、僕は半端な時間に彷徨いている不審者と疑われたみたい。しょうがないので、土手に群生している菜の花の功罪について、ちょいとウンチクを語ったり、子どもたちの見守っていることに“ねぎらい”の言葉を贈ったりして、その場を後にした。

まあ、うすうす感じていたことではあるけど、この地域で明るいうちから一人でブラブラ歩いているオッサンって、リハビリやボケ防止に散歩している老人くらいしかいないので、僕みたいなフリーランスのオッサンの生活ぶりを、理解してはもらえないんでしょうね。とほほ。

晩飯後、ラジオを聴いていたら、萩原健一さんが亡くなったという速報が入って驚く。カッコ悪さが恐ろしくカッコイイ人だった。真似の出来ないカッコ良さだった。10〜20代にかけて影響受けまくりだった。駄目な時期もあったけど、それさえもカッコ良さに昇華する魅力があった。合掌なんかしたくねぇよ、ショーケン。倒れても何度でも起き上がる、懲りない強さ、もっと見ていたかった。


ハロー・マイ・ジェラシー  萩原健一