午前中は遊んで昼過ぎから働くフリーランス


奥さまを仕事に送り出して、洗濯物をベランダに干したら、僕も西鉄でお出かけ。昨日、駅の窓口で購入した往復切符付きチケットを使って、九州国立博物館で開催されている「タイ〜仏の国の輝き」展を観に行く。
この前の「鳥獣戯画展」同様、開場前に行ったけど、あの時の違って行列ができていなくて、ゆっくり観ることが出来た。これは、東博で話題になって九博に来るというパターンではなく、九博始まりの開催だからなのかな。
タイの仏像はどれも素晴らしく、各王朝の変遷に沿って、上座部仏教伝搬を観ることができた。特に圧倒されたのは、タイの国宝に指定されている王室寺院ワット・スタットの大扉で、一木を浮き彫りした繊細な彫刻に見入ってしまった。

博物館を出ると、念のため大宰府さんをお詣り。以前は中国からの観光客が多かったけど、今日はタイからの観光客が多く、タイ3の中国1、そして日本の修学旅行生といった感じ。さっきまでタイの仏像に囲まれていたせいか、タイ人の集団と遭遇すると、なんだか嬉しくなってしまう。

お愉しみは午前中のうちに終わらせ、昼前に自宅に戻り、昼飯後にお仕事開始。会社勤めだと、早朝から観光やスポーツなどのアクティビティをこなして、定時出社するエクストリーム出社ってのがあるけど、フリーランスの場合は出社時間が決まっていないから、エクストリームって言っても、こんな緩めになってしまうけど、なかなか充実した1日になった気分。
そんなわけで、今日のお仕事はWEB系の原稿書き。

タイの国宝「大扉」九博公開へ(西日本新聞)
九州国立博物館(九博、福岡県太宰府市)は16日、タイの国宝に指定されている王室寺院ワット・スタットの大扉について、来年4月の特別展で展示するため、バンコク国立博物館から福岡へ向け、搬出する準備作業を始めた。海外で公開されるのは初めてとなる。
大扉は高さ約5.6メートル、幅約2.6メートル、奥行き約0.4メートルの木製で観音開き。表は猿やウサギなどの繊細な彫刻に漆や金箔(きんぱく)が施され、裏には壁画が描かれている。九博の原田あゆみ特別展室長は「一木を浮き彫りした技術は高く、東南アジアの彫刻文化の第一級だ」と話している。
ワット・スタットの仏堂に設置されていたが、1959年の火災で一部が焼失、バンコク国立博物館に移された。18日に荷造りが行われ、同夜にも保管施設に搬出。来年3月に航空機で福岡に運ばれる予定だ。=2016/11/17付 西日本新聞朝刊=