どうか夢でありますようにと願った

朝からWEB系の作業。夕方、角打ちで大相撲春場所のテレビ中継を眺めていたら、稀勢の里が日馬富士に押し出されて、今場所初の黒星。ここまでは想定内だった……
まあ、星ひとつはしょうがない、なんてお客さんたちと話していたら、稀勢の里が土俵下で苦悶の表情を浮かべて動こうとしない。どうやら左の肩あたりを傷めたようだ。脱臼か筋肉が切れたか分からないけど、あの辛抱強い力士があんなに痛がるなんて尋常ではない。
明日どころか、今場所、いや、今後の力士生活に響くような怪我だたったらどうしよう。不安だ。
これは夢でありますように、そんな思いで寝床に入ろう。残念なことに、事実なんだけど（涙）。

稀勢の里、左肩押さえうめき…三角巾で固定し病院へ（日刊スポーツ）
＜大相撲春場所＞◇13日目◇24日◇エディオンアリーナ大阪
ただ1人、勝ちっ放しだった新横綱の稀勢の里（30＝田子ノ浦）にまさかの悪夢が襲いかかった。
横綱日馬富士（32＝伊勢ケ浜）に寄り倒されて初黒星を喫した。さらに土俵下に転げ落ちた際、左肩から胸付近を押さえて起き上がれなかった。支度部屋では何度もうめき声を上げて、苦悶（くもん）の表情。左腕は動かせなかった。
土俵下に落ちたときに左肩を打ちつけた。その前には、左から強引に振る場面もあった。どこで、どの箇所を痛めたのかは不明だが、支度部屋で応急的に診察した医師は「『動かない』『動かすと痛みがあって怖い』と言っていた。肩が外れている感じじゃないし、骨が折れている感じでもない。鎖骨が折れているというのではない」と話した。
患部を三角巾で固定し、救急車で大阪市内の病院に運ばれた新横綱。搬送先の病院に駆けつけた師匠の田子ノ浦親方（元前頭隆の鶴）は、負傷箇所について「テレビで見たようなところ」とし、脱臼かという問いかけにも「ちょっとまだ…」と言葉を濁した。横綱鶴竜戦が組まれた14日目の出場についても「明日、様子を見て」と言うだけだった。
12連勝で突っ走っていた浪速の春に、まさかの事態が起こった。