夢心地の映画体験


上京していた3泊4日を挟んで、2週間ほど原稿を欠かさず納品していたのだけど、今日は思い切ってオフにして、奥さまと映画を見に行ったっり、買い物したり。
昼飯にうどんを食べたら、自転車でリニューアルしたばかりのT・ジョイ久留米へ、アカデミー賞の受賞シーンでで大アクシデントとなった『ラ・ラ・ランド』を観に行く。奥さまはミュージカル映画を殆ど観たことないから、世界に入っていけるか不安そうだったけど、オープニングはまさに、そんなお客さんたちをグイグイと引き込むべく、映像の力を尽くしたような歌と踊りを見せつけられた。
主演の2人は“頑張ったで賞”をあげたいくらい奮闘していたけど、アカデミー賞の最優秀主演賞ってほどではなかったかな。それでも、それぞれが俳優としての色を精一杯出し切っていて、特にエマ・ストーンさんの前半の演技がすごく生々しくて、ドキドキしまったのだけど、あれは女優が女優を演じている所以なのかな。ライアン・ゴズリングさんはあまり表情豊かな演技をする人ではないけど、だからこそ、背中や目の動きで優しいけどダメな男っぷりを表現していた。あと、当たり前なんだろうけど、ジョン・レジェンドさんったら歌が上手すぎ。彼が歌うシーンだけ別の映画を観ているみたいだった。
セットや衣装、音楽など、調べればいろんな暗喩が込められているのだろうけど、そこらへんをサラッと流しても十分に愉しめるし、なんといっても観客を夢心地に、そして切なくしてくれる、素敵な映画だった。
作業は原稿を書く前の下準備、確定申告用の領収書の整理。明日から作業の合間に入力していって、週内にe-Taxで送信するつもり。



ロビーに『トレイン・スポッティング2』のパネルを発見。どうやら久留米でも観られるみたい。