いくら酒好きでも寒さを我慢してまでは愉しめない
昨晩の書きかけの原稿を仕上げて納品し、昼飯も食べずに西鉄の三潴駅へ。今日、明日は「城島蔵びらき」が開催されるので、臨時で特急電車も停まっていた。
駅に着くと運悪くメイン会場直通のシャトルバスが続けて出てしまったばかりで、次のが来るまで20分ちかく、寒風吹きすさむ駅前ロータリーで待たされてしまう。これでだいぶ気力が削がれてしったのだけど、更にやっと来たバスにギュウギュウに詰め込まれて20分以上走ったものだから、目的地にたどり着いた頃にはホウホウノテイだった。
といっても、最初から本来ならメインイベントになる試飲と酒蔵めぐりはやらないつもりだったから、各酒蔵の販売用ブースで試飲させてもらいながら、お目当ての酒を3本購入。有薫酒蔵のも欲しかったけど、あらばしりは酒蔵に行かないと買えないらしく、激寒だから無理ってことで、会場を軽く回ってからサクッと駅に向かうシャトルバスに乗って撤退。
車中、どうやら酒が回ったしまっていたのか、眠くてしょうがなくて立ち寝しているご老人がいて、カクンカクンと船を漕ぐうちに、せっかく買ったにごり酒の瓶を乗り口の階段に落としてしまう。瓶ならまだしも、本人が頭から落ちてしまったら危ないので、遠目からヒヤヒヤしながら眺めていた。皆さんが酒飲んで酔ってるから、眠そうにしてたって、そばの席の人が譲ってくれそうにないですしね。
今回、会場に行って感心したのは、雪が積もったあとだったのに、足元がぬかるんでいなかったこと。屋台の間の通路などに砂利が敷いてあって快適に歩けたのは良かった。昨年は爆発事故があったり、ケチが付いたけど、今年は無事に明日まで皆さんが愉しめるといいですねえ。
久留米駅に戻って、念のため角打ちで一杯なんで思って店まで行った見たけど、そういえば今日は建国記念の日でお休み。おとなしく自宅に帰り、ちくわを炙ったのをツマミにアロエ酒を飲んだ。
本日の収獲の3本。左から杜の蔵の槽汲み 夢一献、池亀の黒兜 夢一献と特別純米酒
晩飯後、奥さまとWOWOWで録画しといた映画『アイアムアヒーロー』を観る。随分と導入部に尺を使っているなー、なんて思っていたら、それもそのはず、原作だとコレから本格的に物語が始まるってとこで終劇になっていた。うだつの上がらない主人公がヒーローを自覚したことで物語は完結ってことだったのかな。
原作のアレヤコレヤを知ってなくても、主人公たちがコレから立ち向かう世界が、もっと悲惨になっているであろうことは想像できるよなあ……。
あと、ピンチが目の前に迫っているときに立ちすくんで待ってしまう、和製パニック作品にありがちが作法はなんとかならんものだろうか。アレを見ると一気に覚めてしまいますよ。
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