勢いのある力士の足をすくうニクい奴、松鳳山
大相撲九月場所は1敗の豪栄道が逃げ切るかと思われたが、松鳳山がはたき込んで優勝争いの大混戦と化した。なんと、2敗の豪栄道に続く4敗力士が10人もいるのだ。
もちろん、まだ星の差が2つあるので、豪栄道が圧倒的に有利なのだけど、今日の取り組みが彼の相撲に歪みをもたらしそうな気がする。明日の対戦相手は勢いのある若手力士、貴景勝だから簡単ではない。今日みたいに苦し紛れに引こうものなら、一気かせいに押し出されてしまうかもしれない。
それにしても松鳳山って、稀勢の里が優勝争いの大事な取り組みで勝ってしまったり、上位陣を大事なところで足をすくってしまう。今場所は松鳳山と嘉風が暴れているから、3横綱2大関休場という異例な状況であっても、場所が後半まで盛り上がっているんだよな。
あと、十両で安美錦が今場所も勝ち越した。このままいけば、久しぶりに再入幕が見えてきた。再び幕内最高齢力士として、九州場所の土俵に上がって欲しい。
仕事は昨日の遅れを取り戻すべく、WEB系の原稿を3本分仕上げて納品。
作業の合間、スーパーへ食材の補充へ行く。信号待ちしているとき、近所の酒屋で秋のひやおろしの試飲会をやっていたのを思い出す。カレンダーに印まで付けていたのに、飲みそこねた。いや、飲んだら仕事になってなかったかもだから、良かったのかもな。
松鳳山、大関撃破で混戦「人のこと考える余裕ない」(日刊スポーツ)
<大相撲秋場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館
東前頭4枚目松鳳山(33=二所ノ関)が、単独トップの大関豪栄道(31=境川)を破り、優勝争いの大混戦を演出した。
負けてしまうと13日目にも優勝の可能性の芽が出る豪栄道に、立ち合い右で張って正面からぶつかって真っ向勝負に出た。鋭い攻めの効果もあったのか、先に引いたのは豪栄道。体を落とすことなく何度もついていき、攻め急いできたタイミングはたき込んだ。
「大関が先に引いてくれたのでいい流れになった。苦し紛れに引いただけ。たまたま勝っただけです」と謙遜した。優勝に最も近い豪栄道を倒して優勝争いも混戦となったが「人のことを考える余裕はない」とわが道を進む。