お元気で、また来年お会いしましょう

シーツ類を洗濯して、壱岐の旅で潮風が染み付いたデイパックをぬるま湯をはった風呂で洗う。
朝10時過ぎ、TwitterのTLで男子100×4リレーの決勝が始まるというのを見かけ、慌ててPCのワンセグを起動させると、ちょうどスタート直後。第三走者の桐生選手がバントを受け取ると、あれよあれよとトップのジャマイカチームに迫り、アンカーのボルト選手にはさすがに離されてしまったけど、なんとアメリカをかわして2位。銀メダルという快挙。100mを10秒切っていない選手だけで構成したチームなのに世界で2位になってしまうなんて、いやはや驚いた、恐れいりました。凄いもんを見せてもらえて有り難い。


夕方、学区の夏祭りを見物に行く。森川酒店でたまに会うお客さんを見かけて挨拶したり、生ビールや酎ハイを売っているのが新屋商店の方でビックリしたり、ビールの早飲み競争に挑戦して負けたり、地元に密着したイベントを愉しんだ。
テントで暑い日差しを避けて酎ハイを飲んでいたら、隣りで老婦人が焼きそばを食べていて、「喉が渇いたけどお茶は何処で買えるのか」と尋ねられる。お茶はアッチのテント、あと、隣のテントでラムネを売っていますよと答えると、彼女はラムネを買ってきて「美味しい、美味しい」と飲んでいた。
パッと見、爪や肌の荒れ具合いや服の汚れ具合いで、ボケているわけではないけど、一人で暮らすのには、ちょいと危なっかしいなあって感じ。チラチラと横目で気にしながら酎ハイを飲んでいたら、暑そうだっだので、本部で配っているウチワをもらってきてあげる。それをキッカケに話しかけられるようになり、頷いて返したり、分かる範囲で返事したり。カットレモンが入った酎ハイが気になるらしく、「お酒ですけど飲みますか」と差し出すと、嬉しそうに一口飲んで、「美味しいねえ」と笑顔。「お酒ですからね」と重ねて確認して、もう一口だけ飲ませてあげたら、満足したみたいでニコニコ顔。
美味しそうに食べ、飲み、楽しそうに笑っておられるから、まだまだお元気に暮らしていけそうですね。そろそろ夕餉の支度をせにゃいかんのでと先に席を立ち、また来年お会いしましょうと挨拶して別れた。