総合病院で3時間半

昨晩は奥さまがトイレから戻ったとき、ベッドで痛みを感じずに横になれる体制を作る手伝いをするため、熟睡することなくウツラウツラしていたので、目が覚めても生アクビが出て眠い。膝を伸ばすと痛いのに、力が入らずに自分では膝を曲げることができなかったので、しょうがないんですけどね。

奥さまが職場のオーナーに仕事を休むことを伝え、タクシーを呼んで近くの総合病院へ。久留米市は大学病院以外にも、複合的な診察ができる総合病院が我が家から自転車で行ける範囲(今日は車ですが)で3つもあって、地方都市としては恵まれている方だと思います。
病院のエントランス前でタクシーを降りると、車椅子を借りて受付で初診の手続き。15年くらい前、声帯のポリープと胆石で東京医大に通っていたのですが、予約していても診察まで1時間以上かかっていたので、それなりの混雑は覚悟していたけど、診察まで30分くらいで、レントゲン、CTを交え、松葉杖の貸し出し、会計、薬の処方を含め、3時間半で済ませることができた。混雑するっていっても、東京の感覚だと、それほどでもないですね。まあ、アチラが異常なのかもしれないけど……

診察の結果は、原因は不明なのですが、股関節に石灰の粒ができていて、それが神経を刺激して、激痛を起こしていたらしい。肩の場合は注射で治すけど、股関節の場合は針が患部に届かないので、薬で溶かすそうな。しかし、薬局で出てきたのは、消炎剤と胃薬。あれれ、石灰を溶かす薬はないんですか、と薬剤師さんに訊くと、彼女も分からないらしく、その場で検索を始めてしまった。それで分かったことは、H2ブロック系の胃薬は、炎症を抑える薬で荒れた胃をケアするためでなく、石灰を溶かす仕事もするんだそうな。へー、そうなんですかと言ったら、薬剤師さんも「勉強になりました」と言っていた。なかなかのお美人さんで、素敵な笑顔だったな。

夕餉を済ませ、処方してもらった薬を服用する頃には、だいぶ痛みは和らいだようで、松葉杖の片方を使えば、歩くことができるし、横になる時も自分で膝を曲げることができるようになったみたい。ただ、膝を伸ばすと痛いし、調子にのって動くと力が入らなくなるらしい。職場のオーナーに電話で状況を説明したら、明日にでも復帰して欲しいような口ぶりで、相手の話していることを理解しようとしない人なんだなあと、ため息。少なくとも、来週の月曜日までは無理だと思いますよ。


そんなわけで、予定よりも作業のスタートが遅くなってしまい、ニュースの原稿を半分くらい。明日からは集中して働けると思いますよ。

午前の仕事はお休みにし、奥さまの世話をして思ったことは、夫婦仲は良いに越したことはないってことですね。高校の同級生が同窓会で、奥さまとは会話がほとんどない、なんて夫婦の不仲っぷりを面白おかしく話していたけど、お互いがこんなことになったとき、どうするんだろな。