なんでもホイホイと書いちゃうライターですが得て不得手はあるのです
昨晩、枕の部分だけ書いたニュースサイトの原稿、読み返してみたらテーマ的に違和感があったので、もそっと軽めに書き直す。その後はサクサクと書き終えたのだけど、なんだかバランスが悪い。アチコチと書き直していたら、結局、いつもの倍くらい時間がかかってしまった。
こうやって苦戦するのは、決まって人の失敗やアクシデントについて、軽いタッチで書いて欲しいっていう発注の時だ。ネタは編集部から出してもらえるから、物理的には楽なはずなんだけど、どうにも上手く整理できない。まだまだテクニック不足なんだろな。ニュースサイトの原稿に関しては、スピードと読みやすさ、そして読ませる見出しと導入部を弄りだすのが大切なんだと思う。悪く言えば、質よりスピード、量って感じで。
原稿料の安さを考えても、じっくり腰をすえて書くもんじゃない。それじゃプロ失格。早い、安い、美味いっていう、牛丼屋みたいなライターが求められているんだろう。世の中には、世のタメになったり、娯楽になったりできるライターさんもいれば、僕みたいに、ひたすら読み流されていくライターもいるわけです。
それでも、ネットでライターを募集している仕事よりかは、多めにギャラはいただいているんで、有り難いことなんですけど。
かえすがえすも、長年付き合いのあった版元さんの定期刊行物がすべて休刊してしまったのが痛かったですね。それも時代の流れで、ついていけなかった僕が悪いんですが……
なーんて、しょぼくれたことを書いてしまいましたが、ライター業を営みながら、炊事、洗濯、買い物など家事諸々をこなし、日々の散歩で久留米の自然や町なみを愉しみつつ、たまに老母の様子を見てあげることもできる、こんな50歳過ぎのオッサン生活も悪くないなあって思っているんですよ。