わたしはソレを“覚悟”と呼ぶんだぜ

奥さまが鉢植えのカニステルを植え替えたいというので、園芸用の土をホームセンターまで買いに行く。途中、自転車で筑後川の土手沿いを走ったのだけど、桜は開花したばかりで風が強く、まだお花見には一週間ほど早いみたい。寒空ではあったけど、青空が澄み渡って気持よく、そのままサイクリングに繰り出したくなった。


夕方、テレビで大相撲春場所を観戦。注目の一番は、綱取りがかかった一敗の琴奨菊と、昨日まで勝ちっぱなしの稀勢の里。激しい当たりの直後、稀勢の里が右に動いて、一瞬にして勝負が決まった。琴奨菊が低く当たり過ぎたのもあるが、明らかに稀勢の里の注文相撲、つまり変化だ。彼を十代の頃から見ていて、こんな相撲をやったことは無いとは言わないが、本当に珍しいこと。相撲ファンもマスコミも、稀勢の里をつまらない、ガッカリだと、悪く言うだろう。しかし、僕はそうは思わない。それくらい彼は勝ちたかったのだ。そのための“覚悟”があったから、身体が動いたのだ、反応したのだ。そして、今日の注文相撲の価値は、明日の鶴竜戦に勝ってから、初めて出てくる。負けてしまったら、単なる変化で勝ち取った白星だ。
さて、稀勢の里が明日以降も輝くことができるのか。緊張しつつ、見守りたい。