レギュラー仕事はノルマ化すると危ない

寝ているうちに編プロAから素材が届いていたので、朝から原稿書き。今日は久留米に引っ越してきて一周年なので、奥さまと記念の宴をするために、なんとか3本の原稿を夕方までに仕上げて納品した。
途中、ニュースサイトの担当さんから今週と来週分の発注メールが届く。そこに先日納品した原稿を一部修正したと添えてあった。まあ、編集部が原稿をいじるのは珍しいことではないのだけど、今回は納品する段階で、もしやと思っていた。悪く言えば、気の緩みが原稿に出ていて、いわゆる慢心というやつに陥っていたかもしれない。
発注が定期的になり、レギュラー化すると、作業内容やその気持ちにルーティン的なものが生じてくる。仕事を完結に早く終わらせる分には悪いことでは無いのだけど、ノルマをこなしているような気分、それが慢心を生むのだ。
毎日の仕事に新鮮な気持ちで向き合い続けるのは難しい。ただ、その慢心に囚われてしまわないような、気持ちの引き締め、リフレッシュが必要だ。
以前みたいに、いろんな版元から仕事を請けていた頃なら、割り付けや原稿書き、そしてジャンルが違う仕事などが来ていたので、自然に気持ちの切り替えがができていたし、緊張感も生じていた。今はひたすらライターとして書きまくるばかりで、違いといえばニュース系か紙媒体系かの違いくらい。いや、それさえも今となっては有り難いのだけど…。

あまり力まず、それでいて力を抜かない、今日、録画しといたのを観た、瀧川鯉昇さんの噺方みたいに、できたらいいな、なんて思った。



引っ越し1周年記念の酒は地元の酒蔵、山口酒造場の庭のうぐいすスバークリング