詩と写真と音楽と


朝から写真集の割付けを粛々と進め、夕方は西鉄で天神へ出る。
イムズで写真家の川島小鳥さんと詩人の谷川俊太郎さんがコラボした展覧会を鑑賞。台湾に活動の場を移された川島さんの写真は、切り取られた空間とその色彩が素敵だったのだけど、それ以上に谷川さんの言葉に圧倒されてしまい、写真と詩を平行して愉しむのは難しかった。会場内で谷川さん本人の詩の朗読が時たま流れるのだけど、ちょうど該当する詩の前で聴いていると、さらに言葉が迫ってくるというか、刺さってきた。下北沢でご本人の朗読を生で聴いたことがあるけど、不意をついて耳に入ってくると、これまた違う刺さり方をするもんだな、なんて実感。

立ち飲み屋で大相撲テレビ観戦&軽い夕食みたいな酒を飲んで、Crosby Stills & Nashのライブを観るため、バスでサンプラザホールへ。以前、大相撲九州場所を観た国際センターの隣だ。Tシャツが4千円だったのには、ウーンと唸ってしまったけど、1stアルバムのジャケットが絵柄になったやつを購入。日本ツアーの公演場所が背中面に入った、新しく出た4枚組アルバムの絵柄タイプのもあったけど、どっちのデザインを気に入ったかを優先した。以前だったら記念だからと、妥協してツアー記念のやつを買っていたんですけどね。日常で着るものですからね。

ライブはそれぞれの魅力が70歳を過ぎても健在なのが嬉しい内容。いや、ちょっとスティルスさんの声というか喉は心配だったかな。ギターでサポートに入っていた、ピーター・バラカンさんの弟さんも素晴らしかった。ただ、客の入りが6割くらいしかなかったのが残念。アレくらいだと、渋谷公会堂も満員にできないだろうな。
1度休憩を挟み、アンコールにも応えてくれた、2時間半近い公演が終わり、10時頃、バス乗り場へ行くと、なんと天神行きのバスは、ほとんど終わっている状態。しょうがないので地下鉄の呉服町駅まで早足で歩き、天神に着くと既に特急は終わっていたので、急行で42分ほどかけて久留米まで戻った。東京にいた頃とは違うってことは分かっているけど、まだコチラの交通事情には慣れませんね。

Crosby Stills & Nash

Crosby Stills & Nash


グラハムさんのMCが印象的だった『Burning for the buddha』、中国のチベット仏教への迫害について語られていたんですね。