ようやくウイルスが抜けたようなので
奥さまとT・ジョイシネマへクリント・イーストウッド監督作品『アメリカン・スナイパー』の初日の初回を観に行く。終始、緊張感に溢れた映画だった。エンドロールが流れている間、無音が続き、胸が締め付けらるような感じになったのだけど、立ち上がって帰ろうとする客、グーッと息を押し殺したあとに深いため息をつく客など、暗闇の中の物音さえも演出の一部に思えてしまった。ペチャクチャ喋るような客がいなくてよかった。
「戦争なんかしたって、ロクな事にならないんだよ」って、イーストウッド翁が言っているような気がした。