僕の皮肉や毒舌はこの地の空気にそぐわないようだ

原稿データを担当さんに送信して、銀行業務を済ませたら、ふらりと小頭町の角打ちで。駅前の角打ちで飲んでいた頃からの顔なじみさんと会ったので、油断してペラペラ喋っていたら、ほかのお客さんも含めて微妙な空気になってしまう。調子に乗って嫌な気持ちにさせてしまったかもしれない。

会社勤めの頃は後輩くんに、思っていることを言わない、なんて酔った勢いでダメ出しされていた僕だけど、加齢によって随分と口のチャックが緩んでしまったようだ。腹の中で思っていても、それを口に出してはいけないことは、重々承知している。

下北沢で飲んでいた頃は、長い付き合いもあったので、僕のダメ人間っぷりを分かったうえで、それを失言や洒落として受け流してもらっていたけど、そんな甘えは効かない地に移り住んでいるのだった。今思うと、30代のころの自分の言動の酷さに、各方面に対して申し訳なくなってしまう。