毀傷シーン満載の映画「TITAN/チタン」は取り扱い注意
奥さまの休みの日はいつもより遅めに起床するのだけど、今日はむしろ早めに起きて、洗濯と朝飯を済ませたら、自転車に乗ってTジョイシネマへ。長編デビュー作「RAW 〜少女のめざめ〜」(原題:Grave)が衝撃的だった、ジュリア・デュクルノーの新作「TITANE/チタン」(Titane)を観に行く。
子供の頃に父親が運転する自動車の事故で怪我をして、頭にチタン製のプレートを埋め込まれた女性、アレクシアの物語。ジャンル的には身体的ホラーなんだそうで、毀傷シーンはかなりハードコアで、痛いのとかエグいのとか不得意な人や若いカップルは、この作品を選ぶときに注意したほうがいい。
新約聖書『ルカによる福音書』における、聖母マリアの処女懐胎をベーズ(アレクシアは処女じゃないけど)しているみたいで、劇中の台詞でミスリードさせるためなのか、アレクシアを「キリスト」だと呼ぶシーンがある。
行方不明の少年の部屋のポスターや玩具が、その後の展開を匂わせていて、中盤くらいからオチは見えてくけど、それでも、アレクシアと彼女に関わる人物のクレージー具合で、観客をドン引きさせつつ惹き込んでいく。
映画の後はゆめタウンでソーダストリームのガスシリンダーを買ったり、昼飯を食べたり。春になって、酎ハイの季節が近づいてきたってことですね。