テレビ系邦画とアニメ映画に押され、シネコンの1番小さなスクリーンで上映が始まった映画「ハウス・オブ・グッチ」を観に行く

奥さまが歯医者の治療が終わるのを待ち、自転車でゆめタウンへ。昼飯と買い物を済ませたら、Tジョイ久留米に移動して、リドリー・スコット監督の新作「ハウス・オブ・グッチ」(原題:House of Gucci)を観る。

イタリアの老舗ファッションブランド「GUCCI」一族のスキャンダルを基にした物語で、俳優陣はレディー・ガガさん、アダム・ドライバーさん、ジェレミー・アイアンズさん、アル・パチーノさんなど、豪華な顔ぶれ。史実が前提にあるので、ビックリする展開はないのだけど、愚かさと優雅さがゴッチャになっていて、感情が乱高下するように揺さぶられた。

まず、冒頭のアダム・ドライバーさん演じる、マウリツィオが自転車に乗る姿にうっとりしてしまた。そして、落ちぶれていく伯父親子の姿が、悲しくも可愛らしくて、イタリア的なホッコリ。その一方で、レディー・ガガさん演じる、パトリツィアがマウリツィオの友人たちの前でパリの自慢話を必死にしている姿は、もう止めてくれと目を背けなくなるほど、共感性羞恥で胸が痛かった。

あとは、レディー・ガガさんの幾重にも折り重なっていく女としての姿と、魅惑のボディラインを堪能する作品ですね。

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