選挙と公園と映画「ファーザー」

昼までに洗濯と掃除を済ませ、奥さまと途中でスーパーに寄ってから、衆院選の投票へ。投票場が石橋文化センターの間近なので、そのまま公園へ足を伸ばす。

木陰になっているベンチを見つけ、スーパーで買った惣菜や寿司をツマミに偽ビールなどで昼酒。雲ひとつない秋晴れと鳥の声、家族連れの楽しそうな姿を眺めながら、ほっこりとほろ酔い。

帰宅して、少し休憩したら、夕餉の支度前にNetflixアンソニー・ホプキンスさん主演の映画「ファーザー」(原題:The Father)を観る。

認知症の兆候が見え始めた80歳の男性が、老人ホームに入るまでの間の、ボケた脳内で見えていた日常が映像化されていくのだけど、勘違い、物忘れなど、目の前で見ていることが錯綜していている。

でも、これこそが家族からは見えないボケ老人からの視線で、それはまるでホラー映画のように混乱。その輪郭が外側から見えないことで、映像内の情報(家具の変化や主人公の服装など)の変化から読み取るしかない。

結果、観る側の推測によってしか、主人公を取り巻く状況は見えないのだけど、それでも十分に老いに対する恐れを疑似体験することが出来る。

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