面影と声だけが残っていく、

奥さまが朝から歯医者に行くので、いつもの奥さまの休みの日より早めに起床。そのおかげで、1日のスタートを早く切り、まず、ルンバの掃除を見守り、原稿の資料をチェック。

昼飯は帰宅した奥さまのリクエストで、サンマーメンっぽい醤油ラーメンを作って食べ、午後は原稿書き。夕方までに1本分仕上げるものの、ちょいと構成に不安があるので、明日の朝、再推敲してから納品するつもり。

作業中、北海道のMさんからLINEでメッセージが届く。彼が所属していたバンドのメンバーのRくんが急逝したとのこと。早すぎる死に驚く。

あのバンドは初期の頃、プロモ用の写真を撮ったりと、ちょいと関わりがあり、ライブにもよく行っていた。たまにロックバーで顔を合わせると、歌詞の世界観について話し合ったりもした。

下北沢の知り合いは、長いこと顔を合わせていなくても、どこかで元気にしている。そんな風に思っていたけど、そういうわけにはいかない年齢に、僕らは歳を重ねてしまったのだろう。

餃子の王将の持ち帰り窓口で、イケメンボイスで「天津飯」と注文していた、Rくんの姿を懐かしく思い出す。