伝えるために表現することの難しさ、映画『主戦場』を観た

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今日も朝から暑い。久留米の最高気温は30度超えだったそうな。

洗濯して、昨日の夕方に仕上げた原稿を再推敲して納品。次の原稿用のネタ集めしたら、身支度して、西鉄に乗って天神へ。KBCシネマで映画『主戦場』を観る。新聞記事が刺さる層に響いたのか、客入りは盛況だった。

いわゆる従軍慰安婦を巡る、あっち側とこっち側の論争を主題にした映画。物事をフレーム化して対立させることって、どっち側の人がやっても不毛なんですねぇ。

作品としては、2014年公開のインドネシアで行われた大量虐殺を題材にしたドキュメンタリー『アクト・オブ・キリング』に似た手法で撮られていて、メッセージ的なものは時間をたっぷりかけて考えるとして、映画的にいうと、照明や音楽の演出が過剰で損している感じ。語るべきところこそ淡々と描いたほうが刺さると思った。あまりに過剰で失笑してしまうところもあったな。生意気というか、わかったような感じで言わせてもらうと、僕が演出家だったら、エンドロールは無音で流してたな。

映画の後は、暑かったし、競艇場までテクテク歩いて、隣接する立ち飲み屋で偽ビールとポテサラ。ゆで玉子じゃなくて、甘めの玉子焼きを刻んだのが入っているのが面白かった。

ひとごこちついたら天神まで戻り、ビックカメラでノートパソコンをチェック。分かっちゃいたんだけど、低価格ってことは、性能もそういうことなんですねぇ(涙。もそっと検討することにしましょう。

晩飯後、先日、久しぶりに紙媒体の仕事を受けたAさんから電話。原稿料のことを話し合い、あまりのことに脱力してしまう。そこまで外注費を安く見積もらないと、雑誌が作れないってことか。いやはや。

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