あの風景と生活を奪ったことの罪深さとは、映画『盆唄』を観た
奥さまは発熱も咳もなく、肺炎に罹っているとは思えないほど元気。でも、まだ肺の中に保菌している疑いが残っているので、抗生物質は服用しつづけないといけないみたい。
元気になったってことで、スーパーの朝市に奥さまと行き、今週分の食材などを購入。帰宅したら身支度して、西鉄に乗って天神へ。昼ご飯にタイ飯を食べて、奥さまの買い物に付き合って、KBCシネマで映画『盆唄』を観る。
福島県双葉町とハワイと富山を巡る、盆踊りを軸にしたドキュメンタリー映画で、東日本大震災から4年経過した双葉町の人々の避難先での生活に中江裕司監督が寄り添う。あの震災と原発事故が、双葉町の住民から、あの風景と生活を奪ったという罪深さを、憤りとともに胸に深く感じた。
双葉町は浜通りで、奥さまが育った磐城石川あたりは中通りで、若干の違いはあったけど、盆踊りの唄いと振り付けは似ていたみたい。双葉町の人々の話を聞いていると、その話し方と方言が、奥さまの実家の家族たちの話を聞いてるみたいになって、懐かしくなってしまった。久しぶりに、あの山に行ってみたいなぁ。