スクリーンから溢れ出るほどの映画愛を感じる映画『シェイプ・オブ・ウォーター』を観た
いつものように洗濯して、スーパー「マルキョウ」の朝市で今週分の食材をまとめ買い。キャベツと白菜を除いた葉物類がお安くなっていて、食卓のバリエーションを増やせてありがたい。
買い物から戻ると、サッサと出かける支度をして、奥さまと電車に乗って天神へ。パルコの地下の天ぷら屋で美味しく昼飯を済ませ、中洲方面へ歩き、中洲大洋でデル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』を観る。
内容的にはとてもわかり易いのだけれど、妙に座りの悪さというか、随所に映画としての違和感を感じさせる不思議な作品。
怪獣、ファンダジー、恋愛、差別、そしてミュージカルなど、多様な作品性が混在する所以だろうか、一筋縄ではいかない面白さがあった。
見る前は『美女の野獣』へのアンチテーゼ的な予感をしていたけど、どちらかというと、逆の視点の『マイ・フェア・レディ』の裏面的な世界を感じた。そういえば、両作品とも主役の女性の名前はイライザだし、隣人、ジャイルズの部屋にはヘプバーンの似顔絵がずっと飾ってありましたもんね。