風雨のなかを夫婦で歩いて選挙へ、のち、とんこつラーメン誕生祭へ


Neil Young & Crazy Horse - Like A Hurricane (Live Rust)

いつものスーパーの朝市で買い物したあと、雨降ってるし、取り立てて予定もないし、だったら次の週末に融通を利かせられるようにと、雨と風が強かったけど、市役所まで散歩にしては長い距離を歩き、衆議院選の期日前投票に出かけた。
アレとソレが一本化していれば、なーんて思ったけど、それであっても彼が勝ってしまうんだろうなあ、と、小選挙区は絶望的な気分で投票したけど、比例と最高裁判所裁判官国民審査は願いを込めて投票した。

 投票を済ませると、昨日、今日とシティプラザの六角堂広場で行われている『とんこつラーメン誕生祭』を覗いてみることに。昨日の段階で流れていた情報で、かなりの行列と待ち時間になるというのは知っていたので、期待半分で行ったら、案の定、すごい人出。
最初に目当てのラーメンのチケットを買って、各店で整理番号を「◯番までお並びいただけます」と掲示して客をさばいていくシステムで、無駄に客に待たせないようになっていた。
しかし、チケットを買うのに30分以上、それからラーメンの順番が来るのに1時間以上かかる。僕らが食べたかった熊本ラーメンの場合、丁寧に100分待ちだと掲示してあった。チケットを買うために並び始めて、食べ始めるまで軽く2時間以上かかるってことだろう。奥さまと「いやいや、時間がもったいないでしょう」って相談し、一番街の中華屋でランチセットを食べて帰った。

 あとで調べてみると、コチラのサイトに、

13年ぶりの久留米でのラーメンイベントとなった「とんこつラーメン誕生祭」は、テレビなどの地元メディアも注目した結果、一日一店舗あたり500枚、合計3500枚のチケットは早々に完売。17時までの開催にも関わらず、1日目は15時、2日目は11時30分には完売する人気の高さを示し、2日間の来場者数は合計30000人という大成功を収めた。

って誇らしげに書いてあるから、主催者側としては大成功なのだろう。

 でもね、客としてはどうだろう。どうしても食べたいっていうコアなとんこつラーメンファンなら納得しているのだろが……

テレビやネットの情報を見て、「ちょっくら行ってみっか」なーんて、お父さんが子供を連れて出かけていくとしよう。雨の中、車を駐車場に停め、会場にいってみると凄い行列で、「待っていなさい」と待つのが得意でない子供たちを、なだめすかすように待たせる。雨の中、どこかでなんとか時間をつぶし、ようやくラーメンにありつけると思ったら、椅子席が空いていなくて、子供にはテーブルが高めな立ち食いか、シティプラザの階段で食べることに。大きな丼をこぼさないよう、子供たちを気をつけていたら、お父さんはヘトヘトに。そんな週末のお愉しみシーンが僕には思い浮かぶんですけどね。
いや、食べられるならまだいい。日曜日は昼くらいにはチケット完売していたってことは、「昼の盛りの時間を外して行ってみるか、夕方5時までの開催だし」なんて気を利かしてたら、完売の掲示にア然とするしかなかったわけですよ。雨の日曜日にわざわざ出かけていったっていうのに。提供杯数は1日各店500杯って、あらかじめアナウンスしてあったんだから、それくらいの覚悟はしといてねってことだったのかしらん。

でも、2日合計の来場者が30000人で、販売チケットが7000枚(3500枚×2日の計算)ってことは、来ても食べなかった、食べられなかった人が概算だけど23000人いたってことですよね。

これって、一般客にはハードルが高かったですね、で、済まされるんだろうか。久留米の人は我慢強いのだろう、ラーメン愛が強いのだろう、素晴らしいですよ。こんだけ集客するまでのご苦労は並大抵ではなかったと思います。
でもね、どっちかっていうと、食べる人より、作る人に優しい人にイベントに見えました。開催することが素晴らしいっていう。
外野からガチャガチャ言ってんじゃないよって思われてもしょうがないけど、思ってしまったものはしょうがない。ラーメンのイベントは、そういうもんだって言われたら、「はあそうですか」しか言えんしね。駒沢公園のラーメンイベントは、結局1回も行かなかったし。それでも、ここに書き残しておきます。

あと、どういう風景の中で演奏していたか分からないけど、15時くらいからアコースティックライブを演らなければいけなかった、ミュージシャンたちに敬意を表したいと思います。

 

追記 10.16)もし、来年以降に似たようなイベントがあるようなら、以下のサイトを参考にするといいと思います。ちゃあんと分かりやすく攻略法が書いてあります。結局は早く行くしかなかったみたいですが。

kurumefan.com