興奮して震えた

大相撲春場所をテレビ観戦。稀勢の里白鵬の取り組みを息を飲んで見つめる。
昨日まではまばたきを抑えていた稀勢の里だったが、流石に今日はパシパシしている。それでも、なんとか気持ちを落ち着かせようと、目を閉じたり天井を見上げたり。対する白鵬はさすが横綱。スーッと落ち着いた目をしている。
土俵に上がり、シコを踏む時、先場所までと違うのは、手を合わせるときの力強さ。今日もバシッと音を立てて合わせていた。見ている方も力がぐっと入る。
制限時間いっぱい、白鵬が立ったが立会いが合わず、稀勢の里は片手を上げ、すました顔でクルリと回ってみせた。先場所までなら相手に合わせて立っていただろう。どうやら、見た目より落ち着いているようだ。勝負に集中しているようだ。
しかし、左の張り手、右のかち上げ、そして左のおっつけという、白鵬の速攻の三段責めの前に、あっけなく倒されてしまった。
仕方ない、一敗までは想定内だ。豪栄道とともに三人が一敗で並んだ、明日からが本当の勝負。精神的な強さを試される時だ。


作業はニュースサイトの原稿書き。昨晩納品した原稿の修正をメールでお願いして、次の原稿を夕方までに書き上げ、晩飯後に推敲して納品。担当のMさんからストック分がなくなったので、週内に最低でもあと2本納品するように言われていたから、コレを含め、あと1本。まあ、大丈夫でしょう。そろそろ、紙媒体の発注も来て欲しいとこだけど。


(追記03.24)記事を見る限り、気持ちでは負けていないような気がする。
稀勢の里完敗、全勝止まるも「まだまだこれから」(日刊スポーツ)

横綱白鵬(31=宮城野)が全勝の大関稀勢の里(29)を下し、10勝1敗で優勝争いのトップに並んだ。立ち合いから一気に攻め込んで寄り倒した。
前日のような奇跡的な粘りを、見せる余地も与えてくれなかった。寄り倒された稀勢の里の締め込みは砂で真っ白に。完敗だった。
初めて、1差で追われる立場で迎えた白鵬戦。1度目の立ち合いでは、呼吸が合わずに「待った」した。1敗の相星決戦だった14年夏場所で、同じように重心を後ろに戻しかけた瞬間に立たれ、慌てて立ってあっけなく敗れた。今回は、冷静に対処したかに見えた。だが、呼吸が合った2度目の立ち合いでも、厳しく攻められた。これまでの生命線だった左おっつけができない。全勝が止まった。
それでも支度部屋では、どこかが違った。「思い切っていくだけです。まだまだこれから。自分を信じて、最後までいきたい」。敗戦後は無言や舌打ちが目立ったこれまでとは、違う表情。前向きな言葉が心から出た。まだ並ばれただけ。気持ちは切れていない。