狂気というには、あまりにも素晴らしく愉しくて、

歯医者に行っていた奥さまと駅で待ち合わせして西鉄で天神へ。100円巡回バスで博多駅へ向かい、東急ハンズでリビング用のカレンダーを購入して、昼飯にうどんとミニカツ丼セットを食べて、T・JOYシネマ博多で大根仁監督の「電気グルーヴ」の映画を観る。
WEBやラジオのインタビューで内容については、あらかじめ聴いてはいたけど、石野卓球ピエール瀧のクレイジーぶりは、スケールが大きすぎて、あきれるほど愉快。ステージの後ろから彼らの姿を眺めると、その先にはズーーーッとオーディエンスの波が広がっていて、彼らがいかに求められ、愉しまれているかを改めて思い知らされ、感動する。
停滞せず、淀まず、新しいことを続け、生み出すことは、彼らでさえも苦しかったのだそうだ。それでも、活動休止を挟みながらも、「電気グルーヴ」を続けているってことは、音楽はなかなか抜け出せない麻薬なのだろうか。

卓球のことを大根監督と瀧はラジオで「放送では言えない、キで始まる4文字」と言っていた。確かに納得だ。でも、そんな卓球を見ていると、僕はホッとしてしまうのだ。「狂ってたっていいじゃないか、面白いんだもの」だと。