老母を迎える
昼過ぎ、大牟田から母がやって来る。電車に乗るのは7年ぶりだったらしく、緊張して久留米にやって来たらしい。
僕ら夫婦が近くに引っ越してきて、一年が経ったというのに、一度も母を招待していなかったので、そろそろ遊びに来なさいよと誘ったのだ。
まずは石橋文化センターまで歩いてバラフェアを観に行ったのだが、これがガッカリな咲き具合で、昨年の開催期間後に観に行った時よりバラが咲いていなかった。せっかく20分近く母を歩かせたのに、申し訳ないことをしてしまった。
夜は今回の一番の目的である、母が好きな韓国料理を食べに駅前の「M」へ行ってみた。しかし、コチラも思っていたのとは違って、本格韓国料理屋ではなく、焼き肉メインだったみたい。特にプルコギはプルコギパンではなく、汁がたっぷり入ったすき焼き用みたいな鍋に入っていてトゥッペギプルコギみたい。あと、なぜか刻んだキャベツがモツ鍋のニラみたいにのっかり、甘ったるいばかりで、小鉢にコチュジャンを頼んでしまった。
新大久保や裏歌舞伎町の馴染みの韓国料理屋みたいのを母に食べさせたかったんですけどねえ。店の方のは悪いけど、アレなら自作して食べさせたほうが母に喜ばれたかもしれない。
ちょいとバツの悪い思いをしながら帰宅し、風呂に入ってから、母が好きな強炭酸水を作り、最近お気に入りだというハイボールを飲ませたら、これは美味しいと喜んでもらえた。