懐かしい母校の校舎を巡る

母校の校舎が来年の春で移転するため、特別に校舎を卒業生に公開するイベントがあったので、電車と徒歩で登校する。学生の頃は自転車通学だったから、校舎までの道を歩いても、あまり懐かしさはこみ上げてこなかったけど、坂道の最後辺りで「嗚呼、いつもココあたりでペダルを重く感じたんだよな」なんて思いながら、息を切らせぎみに歩いた。
小学生の頃からの友人であり、同じ部活で学生生活を過ごしたT君と合流して、演劇部の発声場に使っていた学校の裏山、今は物置になっていた部室、そして教室を覗いて歩いた。
あまり変わっていないのだけど、確かに30年分の老朽化は感じた。ってことは、あまりリフォームされないままだったのかな。教室の廊下側の窓や入ぐりの引き戸は木枠のままだったし…。


体育館で行われた同窓会の懇親会は途中で退出して、西鉄と地下鉄を乗り継いで博多駅ビル9階のJR博多ホールで行われている「博多・天神落語まつり」へ。3日で4つのホールを使って開催されているのだけど、どの公演を見るか本当の迷った。結果、市馬さんが出るのと、生で見たことがない歌之介さんが出るので、この「東西爆笑王 笑いのつぼ」を選んだ。
どの噺家さんも力比べとばかりの熱演でドッカンドッカンと笑いを取り、笑い疲れてしまった。その中で、江戸風情を愉しめる市馬さんの粗忽な大名噺はホッとする存在になっていたな。最近は力の抜けた噺っぷりが好みなので、次回は選択方針を変えようかな。